能登半島地震から1年。被災古民家を救うプロジェクト

能登半島は、歴史的な街並みや伝統的な建築物が数多く残る地域であり

震災による被害の中でも、古民家の保存・活用の重要性が改めて注目されています。

日本ではこれまで災害が起こった場合には、「公費解体」に力を注いできました。

しかしそれは、未来への「地域再生」に大きな障害が残ることが分かりました。

災害が起こると人口減少が起こり、空き家が増え、地方が衰退していきます。

その空き家を公費で解体してしまうと、戻る場所もなくなり、地域再生への道は遠くなってしまいます。

歴史的建物が多い能登半島をきっかけに、

空き家を壊すのではなく再生・活用していくことを目指し

「被災古民家活用推進タスクフォース」が立ち上がりました。

石川県、各市町村、建築士、工務店、各種事業者や不動産事業者、金融機関が集い

被災古民家の活用に向けた情報共有・連携の場として設けられました。

調査・相談から修繕・利活用への流れ

2024年12月、石川県金沢市・七尾市・輪島市・珠洲市・能登町・志賀町・のと里山空港に

被災物件の所有者から相談窓口を開設するとともに、公式LINEアカウント等からの相談受付を開始しました。

所有者の同意を得られたら専門家が家屋調査を行い

・自分が修繕して住む

・自分が修繕して貸す

・他者が修繕して使う

・公費解体・撤去する

の選択することができます。

古民家は、カフェやゲストハウス、シェアオフィスとして活用されることが多く

人が集まる場所を作ることができます。

歴史ある建物を再活用し、持続可能な地域づくりを目指すことで、

新たな価値を生み出すことができるのではないでしょうか。

コスモでは、大工出身の社長、木を知り尽くした職人さんの技術力により

古民家再生も行っています。

リノベーションではなく、建て替えを選ばれたお客様にも

旧家の梁や建具、和室の欄間などを再利用することも可能です。

古民家再生、空き家活用など興味のある方は、ぜひお気軽にお問合せください。

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