日本の木材を使うことが、世界の森林破壊を防ぐ

先進国の快適な暮らしを維持するため、世界では森林破壊が深刻な問題となっています。特に熱帯林で森林破壊が進んでおり、1990年に95％残されていた原生林は、2000年には50％以下に消失しました。

森林破壊の原因

かつてから先住民が行ってきた「焼畑農業」が原因ともいわれていましたが、急速に破壊が進んでいるのは、森林を伐採して作られたプランテーション（スナック菓子などに使われるパーム油の生産など）や、紙や家づくりに使われる木材の過剰伐採、違法伐採が影響しています。

森林破壊の影響

地球温暖化はもちろん、生態系を壊し多くの野生生物を絶滅の危機に追いやっています。さらに大量に雨が降った場合に、水をためるための森林がないため洪水などの自然災害を引き起こすことにもなります。

日本の森林破壊

日本では逆に、適切な伐採がされず森林が放置される「緑の砂漠」と言われる現象がおきています。これは、木が生い茂ることで土壌に日光が当たらず、シカやイノシシの餌となる木の実や植物が少なくなり、動物が人間の田畑や住宅に出没して被害を及ぼしている問題です。

世界の森林破壊を防ぐために、何をしたらよいのでしょうか。

消費で引き起こした問題は、消費で解決！適切に取引された（フェアトレードなど）商品や環境に配慮した木材製品を買うことです。いま私たちにできることはとても些細な事ですが、地球を守るための第一歩になるのではないでしょうか。

そして家を建てる際には、国産の木材を使った家を建てましょう。どうしても高い買い物なので、安価で大量に入手できる外国産材を使う企業が多くなっていますが、子どもや孫、ひ孫の代までの暮らしを考えると、自然の恵みを感じ、自然と共生できる豊かな地球を残したいと思いませんか。

コスモでは、あいちの里山を守るため「あいち里山の木の会」を発足させ、「木材の地産地消を」促し、「地元の林業の活性化」とともに私たちを守り癒し続けてくれる木の家づくりをたくさんのご家族へ届ける活動をしています。

私たちは、コスモの家づくり、「あいち里山の木の会」に共感していただける方が増え、国産の木材を使った家が日本中に広がることを願っています。