日本の住宅サイクルは平均約30年とも言われています。建てては壊す「スクラップ&ビルド」を繰り返すことで、建築廃棄物の処理や新しい建築のための環境負荷が大きな問題となっています。コスモは、リノベーションの推奨、古材・古い建具の再利用・買取を行うなどして、先祖から受け継がれてきた住まいの継承を大切にしています。
住み継ぐ
─ 古き良き住まいに、今の暮らしを重ねていく
年月を経て、家には物語が生まれます。先祖代々、大切に住み継がれてきた家も、街の一角で静かに佇んでいた中古の住まいも、そこにしかない素材や空気感、そして味わいがあります。
それは新築にはない、かけがえのない魅力です。
「住み継ぐ」という選択には、家に対する愛着と未来への希望があります。そんな想いに、私たちは丁寧に寄り添います。“リノベーションで、新しいをつくるのではなく、自分たちらしいを築く”。それが、私たちの考える住まいづくりです。
古材・建具の再利用
─ ”時代を映す手仕事”を再び息づかせるお手伝い
時を経た木の温もり、丁寧に使い込まれた建具の風合い。古材や古建具には、新しいものにはない深みと味わいがあります。解体される古民家や住宅から取り出された古材・建具を丁寧に査定し、必要とする方へと繋ぐ。
そこに込められた想いや記憶を未来へと受け継ぐことでもあります。
不要になった建具や梁が、誰かの新しい暮らしの一部になる。それは、物を大切にする心が生み出す、もうひとつの循環です。小さな一枚の建具にも、語り継がれる価値があると、私たちは信じています。