オフロードバイクを家族で楽しみ、レースにも出場するほどのT様ご一家。

日常でほとんど使っていなかった和室を、バイク整備ができるスペースにしたいと、思い切ってリフォームを決意されました。

KTMオレンジの扉と、木のぬくもりを感じる土間空間

空間の顔となる扉は、愛用のバイクメーカー「KTM」のオレンジ。塗装職人が実際にKTMの色を研究し忠実に再現しました。

また、壁や天井には木目を活かした塗装を施し、鉄骨の柱も杉板で美しくカバー。ふすまも塗装をして全体の統一感を出しつつ、デザイン性にも配慮しました。

床材には、掃除がラクにできる長尺シートを採用。あえて「土足OK」にはせず、家の中としての心地よさを大切にしています。縁側部分はそのまま残し、バイクを眺めながら座ってくつろげる“特等席”に。友人が集うときも腰掛けスペースとなり重宝しているそうです。

もともとあった飾り窓を活かし、光の演出を。

和室の収納上にあった飾り窓は、障子からアクリル板に変更。背面の通路が見えるようになり、壁に飾ったバイクチームの横断幕が土間空間からも眺められるようになりました。夜は照明に照らされ、まるでギャラリーのような美しい演出を楽しめます。奥の2面の壁には、グレーに塗装した有孔ボードを採用。ヘルメットやバイク道具をディスプレイ感覚で収納できる仕様にしました。もともとは「コスモの木の家」での展示を気に入っていただいたのがきっかけ。グレーの色味が空間に映え、スタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。