2023/06/09
「家事動線は短いのがよい」という言葉をよく目にしますが、果たしてそれは正解なのでしょうか。一般的に家事動線というと「キッチンから洗面のつながり」をイメージする方が多いと思います。ですから、間取りを考える際にキッチンと洗面の配置にのみ目が行きがちです。本来の家事動線は、暮らし方や家族構成、家事の仕方によって変わってくるため、自分にあった動線を考える必要があります。
今回は、しっかり考えているようで、意外と見落としがちな家事動線に迫ってみたいと思います。
目次
家事の仕方や時間帯、分担などは家族それぞれ違うもの。まずは、あなたの暮らしの家事について振り返ってみましょう。
共働きなのか専業主婦なのか、子どもの年齢や人数、使う道具(お掃除ロボット・乾燥機など)によって、家事の仕方は様々です。また、今は専業主婦でも将来は共働きになるケースも多いと思います。洗濯や掃除、料理、お片付けなど、誰が、いつ、どのように、どのくらいの時間をかけてやるのかをリストアップしてみましょう。
「洗濯~干す~片付ける」、「料理~片付け」、「買い物~収納」など、最も時間をかけずに終わりたい家事の流れは何でしょうか?朝の忙しい時間帯にやらなくてはいけないもの、休日や夜にゆっくりできるものなど、分類わけしてみるといいでしょう。
毎日のルーティンとしてやっていると意外と忘れがちな自分の気持ち。つい後回しにしてしまうもの、気分がのらない家事はなんですか?苦手な家事を楽しくやる方法、家族で分担できる工夫を考えてみましょう。
ご夫婦の帰宅時間、お子様のお手伝い、休日の過ごし方などを考え、家族に負担がないような家事分担ができる方法を話し合ってみましょう。
使うものは使う場所に収納するのが基本です。今あるキッチン家電やお掃除ロボット、掃除道具、衣類など、収納量や収納の位置も動線と一緒に考えるポイントです。
お風呂~洗面脱衣室~物干し場が一直線でつながり、洗面脱衣室からつながるクローゼットには、乾いた洗濯物をそのままかけられるのでとても便利です。
駐車場からすぐの場所に勝手口(キッチン)を配置して、買い物動線を良くしました。宅配で食材を買う際も、最短ルートで片づけることができて便利です。
玄関→ファミリークローゼット→洗面→LDKという動線の住まい。家に帰ってきたらまず荷物を置き、手を洗ってからLDKに入るというルートを作ることで、LDKが物の仮置き場になることないので、いつもきれいに保てます。
料理、後片付け、お洗濯、お風呂掃除と一気に家事を片づけたい方にお勧めの間取り。一般的に「家事動線に配慮した間取り」というと、このような間取りが多いですね。
食品ストックの多い家庭はキッチンの隣にパントリーがあると便利。ホットプレートやカセットコンロなど、毎日使わない家電の収納にも役立ちます。
さてあなたの理想の家事動線のイメージは沸きましたか?
あらかじめ、具体的に生活をイメージできると、後悔のない間取りを作ることができます。
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