石窯パン&ギャラリーカフェ「木のなか」
人と人、美術がつながる「木の空間」
健常の子も、障がいをもった子も
理解し支えあう未来を目指し活動されてきた、
町田真実先生(有限会社木だち 代表)の想いをうけ
石窯パン&ギャラリーカフェ「木のなか」の建築をお手伝いさせていただきました。
カフェの周辺には
絵画造形教室、日中一時支援施設、就労継続支援B型施設と合わせて
4つの建物が立っています。
町田先生は、
多様な人・モノ・コトが出会い、つながりの循環が生まれるためには、
建物がとても重要な役割を担っていると考えられ、店舗設計を専門とする会社ではなく
愛知の木にこだわり、木を知り尽くしているコスモに依頼していただきました。
内装に関しては、カフェのスタッフの方も塗装をしたり、漆喰を塗ったりして一緒に作り上げました。
5年ほど前に、町田先生が運営されている
放課後デイサービス施設をコスモで施工させていただきました。
ご近所の縁もあり、長く仲良くさせていただいている町田先生のプロジェクトへの熱い思いを聞き
コスモもチカラになりたいと立ち上がりました。
カフェにいらっしゃるお客様が、自然素材にあふれた空間で癒され
くつろいでいる姿を想像しながら施工いたしました。
カフェの中には、町田先生こだわりの建具や家具が並んでいます。
お客様を出迎える玄関は、100年もののアンティーク扉。
取っ手に流木を採用するのは、芸術家ならではの斬新な発想ですね。
またカフェの中のいろんな場所に流木が使われています。
山から川を伝って流れ着いた流木。
止まっていた時間は、「木のなか」カフェで再び息を吹き返し、新たな時間を刻んでいきます。
カフェテーブルには、コスモ制作の一枚板も多数。
木の温もり、肌触りを実感しながら、経年変化を楽しんでいただけるでしょう。
ギャラリー空間の天井は吹き抜けの傘天井。
48本の木が同心円状に連なっています。
とても手間がかかり技術を要しますが、仕上がりが美しくギャラリー空間にぴったりです。
お近くにお越しの際は、ぜひ寄ってみてください。
ギャラリーやカフェメニューはについては、
木のなかカフェのHPをご覧ください。
建築中の様子はこちらからご覧いただけます。