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株式会社コスモ 愛知県豊明市栄町内山67番地42 水曜定休

2024/07/29

漆喰と壁紙のどちらを選ぶべき?特徴とメリット・デメリットも解説

 

「住宅の壁は、漆喰と壁紙どちらを選んだらいいの?」
「漆喰と壁紙の価格相場を知りたい」

 

住まいの内装デザインに影響しやすいのが壁。注文住宅を建築するなら、壁にもこだわりたいですよね。

 

ただ、漆喰と壁紙は機能性が異なります。好みの壁にするために、漆喰と壁紙の特徴を理解すれば後悔しない家づくりができるでしょう。

 

今回の記事では、漆喰と壁紙の特徴を詳しく解説します。それぞれのメリット・デメリットも紹介するので、予算にあわせて憧れの家づくりをしましょう。

 

 

この記事のポイント

  • 漆喰と壁紙の特徴
  • 漆喰と壁紙のメリット・デメリット
  • 漆喰と壁紙の価格相場

 

 

漆喰と壁紙の特徴

 

漆喰と壁紙の特徴は、以下のとおりです。それぞれの特徴を押さえましょう。

 

漆喰の特徴

漆喰は、水酸化カルシウム(消石灰)を原料とした壁材です。消石灰の元である石灰岩は、もともとサンゴ礁からつくられたもので、自然由来の壁材といえます。

 

漆喰は二酸化炭素と反応して硬化し、基本的にはつなぎを用いずに壁に付着させられます。

 

古くから、お城の城壁でも使われてきた漆喰。漆喰壁は100年持つといわれるほど、耐久性の高さも魅力の1つです。

 

また、強アルカリ性なので抗菌効果があり、カビやダニの繁殖を防ぎます。シックハウス症候群やアレルギー対策にもつながるため、小さな子どもにも安心です。

 

漆喰は住宅の内壁や外壁に使用されており、和風・洋風など、どのような住宅の雰囲気にも合わせやすいのが特徴です。機能性だけではなくデザイン性も高いため、漆喰はデザイン重視の方にもおすすめです。

 

ビニールクロスやモルタル壁の上から漆喰を塗ることもできます。ただし、クロスの下地の状態が良好であるのが条件です。また、紙クロスや布クロスに漆喰を塗る場合は、剥がさなければなりません。

 

漆喰の詳細が気になる方は、工務店などの住宅のプロに相談しましょう。

 

壁紙の特徴

壁紙とは壁に貼る紙のことで、内壁に使われています。壁紙には、以下のような種類があります。

 

【壁紙の種類】
・紙系壁紙:加工紙・紙布・和紙
・繊維系壁紙:織物・植毛・化学繊維織物・化学繊維植毛・化学繊維不織布・絹織物
・塩化ビニル樹脂系壁紙:塩化ビニル
・プラスチック系壁紙:プラスチック・オレフィン
・無機質系壁紙:水酸化アルミニウム紙・骨材・ガラス繊維
・その他:合成紙・どんす張り・塗装仕上げ

 

【引用】一般社団法人 日本壁装協会|壁紙とは 壁紙の種類

 

耐久性が高いものや防音性があるものなど、壁紙の素材によって特徴が異なりますが、部屋のイメージにあわせて壁紙を選べるのも魅力

 

リビングには白い壁紙、子ども部屋にはカラフルな色や動物柄などの壁紙を選ぶなど、好みや部屋の雰囲気にあわせることも可能です。

 

ただし、温度や湿気の変化により、壁紙が剥がれてしまうこともあるので、壁紙の施工は、施工実績が豊富な業者に依頼するのをおすすめします。

 

また、接着剤に含まれる成分がシックハウス症候群の原因になる恐れもあるため、家族の健康を意識して壁紙を選ぶことが重要です。

 

漆喰のメリット・デメリット

 

漆喰のメリットとデメリットを解説します。漆喰の理解を深めましょう。

 

漆喰のメリット

漆喰のメリットは、以下のとおりです。

 

質感に優れている

質感に優れている漆喰。漆喰は静電気の発生を抑制できるため、埃が付着しにくい壁材です。ホウキで掃くことで簡単に掃除ができるのも、嬉しいポイントではないでしょうか。

 

漆喰の表面に付着した軽い汚れなら、消しゴムで簡単に落とせます。ただし、汚れの程度によっては、削り落としたり塗り直したりする必要もあります。詳しいメンテナンス方法は、工務店などの住宅のプロに確認しましょう。

 

耐久性・耐火性が高い

100年持つと言われるほど、漆喰は耐久性が高い壁材として有名です。耐久性の高さを求めるなら、漆喰を選ぶのがおすすめです。

 

また、漆喰は不燃性の壁材であるため、耐火性の高さも魅力。

 

国土交通省「不燃材料と定める件」にも、漆喰は不燃材料と記載されています。万が一火災が発生した場合でも、部屋全体や周囲の住宅への延焼を防ぎます。

 

また、漆喰は天然素材です。壁が燃えた場合でも、有害なガスが発生する可能性は低くなります。防火対策として漆喰壁を選ぶのも良いでしょう。

 

【参考】国土交通省|不燃材料を定める件

 

夏は涼しく冬は暖かくて過ごしやすい

漆喰の断熱効果により、夏は涼しく冬は暖かく過ごしやすさを感じられます。漆喰には、熱を吸収し冷たい空気を遮断するという特徴があります。

 

冷暖房設備の使いすぎを防ぐため、光熱費の削減ができるのも漆喰のメリットです。長期的な目線で考えて、漆喰の壁を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

 

調湿効果が高い

漆喰は、調湿効果が高い壁材です。調湿効果とは、湿度が高いときに周囲の湿気を吸収し、湿度が低いときに湿気を放出する機能を指します。

 

高温多湿な住空間は、不快感を感じやすくなります。特に梅雨の時期や夏場は湿度が高く、不快感を感じたことがあるのではないでしょうか。

 

さらに、湿気が多いと窓の結露やカビの繁殖の原因になります。調湿効果が高い漆喰であれば、湿度対策がしやすくなります。

 

衛生面や健康面を考えて、漆喰の壁を選んでみても良いでしょう。

 

消臭・抗菌効果がある

漆喰には、消臭効果と抗菌効果があります。

 

漆喰の表面には細かい穴が開いているので、周囲の臭い成分を吸収し分解できます。料理やペットの臭いが抑えられ、消臭効果が期待できます。

 

また、漆喰は強アルカリ性です。漆喰の壁にすることで、アレルギー症状を引き起こすカビの繁殖を防ぎます。カビの繁殖を防ぎたいのであれば、消臭・抗菌効果がある漆喰を選びましょう。

 

漆喰のデメリット

漆喰のデメリットは、以下のとおりです。

 

汚れがつきやすい

漆喰は、汚れが付着しやすい壁材です。

 

また、漆喰は水をはじかないので、水汚れがついた場合はなかなか落ちません。気になる汚れを落とすためには、漆喰を削ったり上塗りしたりする必要があります。

 

キッチン・洗面所・浴室・脱衣場・トイレなどの汚れがつきやすい場所に漆喰を使うと、汚れ対策が必要になる点を覚えておきましょう。水回りには漆喰を用いないのも有効です。

 

ひび割れしやすい

時間が経つと硬くなる性質を持つ漆喰。地震などの大きな揺れにより、漆喰にひび割れが生じることもあります。

 

内壁ではなく外壁に漆喰を用いる場合は、天候や温度など環境の影響を受けやすくなります。上塗りでひび割れの補修はできますが、補修の手間とコストがかかる点を覚えておきましょう。

 

カラーが限定される

漆喰のカラーは、白色が基本です。数多くのカラーから好みのものを選べない点に注意しましょう。

 

たとえば、暗めの色の壁にしたい場合は、漆喰を選べません。部屋の雰囲気とかけ離れてしまわないように、漆喰の壁にする場合は事前に色味を確かめることが重要です。

 

職人の腕や経験に仕上がりが左右される

漆喰は、職人の腕や経験に仕上がりが左右されます。施工経験が少ない職人に施工を依頼すると、施工不良につながる可能性も考えられます。

 

納得のいく家づくりをするために、経験豊富かつ技術力の高い職人に漆喰の施工を依頼しましょう。漆喰を熟知した職人が施工をすることで、漆喰の魅力がより感じられるでしょう。

 

費用が高くなる傾向がある

漆喰を塗る際は、接着剤を使って貼り付ける壁紙に比べて手間がかかります。壁紙に比べて施工が終わるまでに日数がかかるので、建築費用が高くなる傾向があります。

 

建築費用が高くなること予算を考慮して、漆喰壁にするかを検討しましょう。ただし、壁紙と違い、張り替えが不要なのが漆喰の魅力です。

 

長期目線で考えると、漆喰の方がコストがかからない場合もあります。新築の注文住宅にかかる費用とあわせて、メンテナンス費用も考慮して選ぶと安心です。

 

費用について気になることがある場合は、工務店などに相談しましょう。

 

壁紙のメリット・デメリット

 

壁紙のメリットとデメリットを解説します。壁紙の理解を深めましょう。

 

壁紙のメリット

壁紙のメリットは、以下のとおりです。

 

お手入れがしやすい

壁紙は、お手入れがしやすいのがメリットです。

 

たとえば、ビニールクロスを例に解説します。ビニールクロスは、水に濡れたり汚れが付着したりした場合でも、雑巾で水吹きができます。洗剤にも強いため、しつこい汚れの対処も簡単です。

 

ただし、エコクロスのように耐水性が低いものもあるため、適切な壁紙を選ぶことが重要です。

 

豊富なカラーやデザインから選べる

壁紙のカラーやデザインは豊富なので、部屋の雰囲気に合うものを選べるのが魅力です。カラフルなものやイラストが描かれているものなど、子どもが好む壁紙も見つかるでしょう。

 

数多くあるデザインから選びたい方は、壁紙を検討するのもおすすめです。

 

コストが安い傾向がある

壁紙は、材料費のコストが安い傾向があります。また、短期間で施工が完了するため、人件費も安くなります。

 

価格重視の方は、壁紙を検討してみても良いでしょう。

 

ただし、国土交通省住宅局「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版) (平成23年8月 」によると、壁紙の耐用年数は6年。つまり、約6年で壁紙の貼り替えが必要となります。

 

新築時の壁紙にかかる費用以外に、ランニングコストを考慮する必要があります。

 

【参考】国土交通省住宅局|原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版) (平成23年8月 )

 

部屋のイメージを変えやすい

部屋の中でも壁は大部分を占めるため、壁のイメージが部屋全体のイメージに影響します。部屋の雰囲気に合った壁紙を選ぶことで、テイストを自由に変えられるのも特徴です。

 

また、壁紙は貼り替えられるので、気軽に模様替えができます。部屋ごとにテイストを変えたい方や模様変えを楽しみたい方は、壁紙を選択しても良いでしょう。

 

壁紙のデメリット

壁紙のデメリットは、以下のとおりです。

 

結露しやすい壁紙もある

時代とともに、壁紙の性能は向上しています。

 

しかし、壁紙の中には結露が発生しやすく、カビが繁殖しやすいものもあります。カビが繁殖するとアレルギーの発症リスクも高まるため、特徴を押さえた上で壁紙を選ぶことが重要です。

 

家族の健康面に配慮した暮らしを実現させるために、住宅の建材など素材選びにもこだわりましょう。

 

汚れが落ちにくいものもある

壁紙の素材によっては洗剤を使って掃除ができないものもあります。

 

洗剤をつけて掃除をすることで壁紙を傷めてしまい、耐用年数前に貼り替えなければならないこともあります。

 

ビニールクロスであれば、耐久性が高く、水や中性洗剤を使用した掃除が可能です。

 

漆喰よりも耐火性能が劣る

耐火性能の高さが魅力の漆喰。しかし、壁紙は漆喰よりも耐火性能が劣ります。

 

また、万が一火災が起こった場合は、ダイオキシンなどの有害なガスが発生します。火災対策を考慮した上で、壁紙を選択するかを検討しましょう。

 

施工精度が悪いと剥がれることがある

壁紙の施工精度が悪いと、耐用年数に満たない場合でも剥がれてしまうことがあります。壁紙にシワや浮きがないように、壁紙の施工を依頼する場合は施工実績が豊富な業者を選ぶと安心です。

 

また、万が一に備えて、無料点検やアフターフォローが充実した工務店を選びましょう。

 

漆喰と壁紙の価格相場

 

漆喰と壁紙の価格相場を紹介します。新築の内壁を検討する際に参考にしてみてください。

 

漆喰の価格相場

漆喰の価格相場は、1㎡あたり4,000〜10,000円程度です。この価格相場には、漆喰の材料費・下地処理費・人件費などが含まれます。

 

ただし、施工業者によって価格は異なります。予算内に収まるように、見積もりを依頼しましょう。

 

壁紙の価格相場

壁紙の価格相場は、1㎡あたり1,000円程度です。

 

ただし、紙系壁紙・繊維系壁紙・塩化ビニル樹脂系壁紙など、壁紙の種類によって価格は変わります。

 

また、1mあたりの価格で施工費用が決められる場合もあります。天井の高さが高いほど施工費用は高くなるため、価格の算出方法を事前に確認しましょう。

 

【施工事例】漆喰の内扉を使った2階リビングの家

 

愛知県東海市の114坪の広大な敷地を活かし、

 

「外に暮らす」をコンセプトに、外とのつながりや地域とのつながりを大切に設計。

 

 

豊かな自然を暮らしに取り入れられる、広々としたテラスも魅力です。

 

 

>こちらの施工事例を詳しく見る

 

 

漆喰と壁紙の特徴を知った上で選びましょう!

 

今回は、漆喰と壁紙の特徴、それぞれのメリットとデメリットを解説しました。納得のいく家づくりをするために、漆喰と壁紙の価格相場も参考にしてみてください。

 

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