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2015/06/15

梅雨時期…

こんにちは
いよいよ梅雨真っ盛りですね。
この時期の洗濯物は・・・・臭います(苦笑)
さて、そんな梅雨時期に最適な内装材があります。
それは「塗り壁」です。
塗り壁は調湿効果がありますので、室内の湿度が高い時は吸収し、
湿度が低い時は蓄えた水分を放出します。
どちらも許容値はありますが
面積が広ければそれだけ多くの湿気を蓄えるので、
ある程度湿度を一定に保つことができるというわけです。
ただ、一言で「塗り壁」と言ってもいろいろ種類があります。
内装で使われる代表的な塗り壁を一部紹介させていただきますと、
珪藻土(けいそうど)
海や湖などに生息していた植物プランクトンの死骸が堆積して出来た土層から採取されるもので、
シックハウスの原因と言われるホルムアルデヒドの吸着・分解をはじめ、保温性・断熱性に優れ、多孔質であることから、
遮音性、吸湿性、吸放質性も高く、内装用として用いられています。
また、弊社で扱っているダイアトーマスという珪藻土はビニールクロスの上に塗ることができるのでリフォームなどでよく使われます。
聚楽(じゅらく)
もともと京都付近に産出する土を用いた塗り壁仕上げのことでしたが、
現在ではきめの細かい砂壁状の仕上げの表面状態を指していることが多いようです。
和室やお茶室などによく使われ、あたたかみのある独特の風合いが好まれています。
漆喰(しっくい)
石灰に砂とのりなどを混ぜ、ひび割れを防ぐため麻などの繊維質を加えて水で練り上げたモノで、
耐火性、耐久性に優れているため、お城や土蔵などによく使われます。
住宅でももちろん使われます。
湿度を調節し室内に湿気を溜め込まないので、防カビ・防ダニの効果もあります。
繊維壁(せんいかべ)
パルプや紙繊維、化学繊維などをのりで混ぜて水で練ったものを塗った壁です。
ソフトな感じに仕上がるといった特徴があります。
吸音性や調湿作用、施工性は高いのですが、
耐久性には劣る部分もあり、最近は、用いられることが少なくなりました。
塗り壁はこのように良い面がたくさんありますが、その反面欠点もあります。
・一度汚れるとなかなかきれいにできない。
・よくひび割れる。
・ビニールクロスにくらべコストが2倍以上
以上の利点・欠点をよく理解し、コストと性能、メンテナンス性を考えバランスよく使っていきたい建築材料です。
ではまた。

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