2024/01/26
平屋風二階建ては、外観は平屋に見えるけど、じつは二階建てというおしゃれで画期的な住宅です。
「土地の広さが足りない」「プライバシーを確保したい」という人におすすめ。
でも、間取りはどうなるの?と疑問に思う人もいるでしょう。
この記事では、平屋風二階建ての間取りや外観、そのメリットデメリットをご紹介します。
目次
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平屋風二階建てとは、平屋に見えるけど、実際には二階建てという住宅です。
平屋と同じで、ワンフロアに生活空間や住宅性能の設備を配置し、2階部分に必要なスペースを設けています。
二階部分は、コンパクトな部屋やロフトなどを配置するだけというシンプルな間取りになります。
平屋風二階建ての住宅は、平屋の外観のおしゃれさと、住みやすさを兼ね備えたいいとこどりの家づくりができます。
ここからは今、人気の平屋風二階建てとはどんな住宅なのか解説していきます。
まずは、平屋についての概要を解説します。
平屋はワンフロアのみの空間の中に生活スペースをつくっている住宅のことです。
コンパクトな家というイメージの人も多いですが、想像以上にたくさんのメリットがあり、新築住宅を検討の人にも人気があります。
平屋は、ライフスタイルに合わせた戸建てを建てたい人にもおすすめの住宅です。
おしゃれで心地良いと人気の平屋には多くのメリットがあります。
バリアフリー性がある室内を確保できることや生活動線を確保できることも良い点です。
平屋のメリットは、下記の点があげられます。
<平屋のメリット>
・バリアフリー性があるので、小さなお子様がいるご家庭や介護にもおすすめ
・ワンフロアにすべての生活環境が整い、家族とのコミュニケーションがとりやすい
・勾配天井や吹き抜けを利用すれば、日当たりの良い開放的な空間をつくれる
・洗濯物は階段を上って干しに行く必要がないため、生活の動線がスムーズになる
・地震や台風に強いといわれている
・コンパクトな間取りなので心地良い暮らしができる
・断熱や気密性能を上げた省エネ住宅も建てやすい
平屋には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
デメリットを知っておくことで、施工会社に相談するなどあらかじめ対策ができますので抑えておきましょう。
<平屋のデメリット>
・二階建てに比べ、床面積が少なくなるので収納スペースの確保が難しい
・すべての居住空間を1階部分につくるため、広めの土地が必要
・周辺環境によって日光が当たりにくい
・風通しが悪くなる可能性も
・建築費用や土地の価格が高め
・床下浸水の対策をする必要がある
平屋のデメリットの中でも、土地の広さやスペースが狭いという問題については、平屋風二階建てにすることで対策できます。
そもそも平屋風二階建てと、通常の二階建てとはどんな違いがあるのでしょうか。
通常の二階建ては、縦の空間を最大限に活用し、多くのスペースの中に居住空間や収納をつくります。
平屋風二階建ては、居住空間は1階につくり、コンパクトな二階部分をプラスするというイメージです。
平屋風二階建て住宅は、平屋のよさと二階建てのよさを兼ね備えた住宅といえます。
平屋風二階建ての外観は、一見平屋に見えるのでスタイリッシュでおしゃれなイメージになります。
全体のシルエットは、凹凸が少なくシンプルな形をしているので、デザイン性のある外観として人気が高いです。
シンプルな外観に、片流れ屋根を組み合わせればさらに洗練されたデザインになります。
平屋風二階建ては、自分好みのテイストに合わせて、外観をプランでき、設計の自由度も上がります。
平屋風の二階建ての間取りは、基本的に平屋の構造と同じです。
ワンフロアに、玄関、リビング、ダイニング、キッチンやトイレ、浴室、洗面所、収納、階段などの居住空間をつくります。
二階は、小屋裏、ロフト、スキップフロアなどの必要最低限のスペースを設けるだけです。
平屋のメリットであるバリアフリー性のある間取りにしやすく、生活動線のスムーズさも相まって快適な住まいを実現できます。
平屋風二階建て住宅は、子供部屋のみ2階に設ける住宅も多いです。
子供が成長したら別の用途で利用できるよう、可変性をもたせることができるのも魅力となります。
平屋風二階建てにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、平屋風二階建てのメリットをご紹介します。
平屋は、近隣に高い建物が多いなど周辺環境によっては、日当たりや風通しを確保できない可能性があります。
平屋風二階建てにすれば、2階部分にスペースをつくれるので、吹き抜けや高い位置に窓を設けることができます。
高い位置から自然光や風が入るので、明るく開放的な空間づくりが可能です。
日当たりや風通しが良いと、居心地が良く快適に暮らせます。
平屋風二階建ての住宅は、間取りに自由度がありおしゃれなデザインに仕上げることができるのがメリットです。
平屋のようなスタイリッシュな外観とテイストを統一した内装は、工夫次第で人気のモダンテイストの住宅を実現できます。
モダンテイストには、和モダンやシンプルモダン、ナチュラルモダンなどさまざまなモダンスタイルがあります。
モデルハウスやおしゃれな店舗、カフェなどを参考に自分好みのテイストを決めるのもよいでしょう。
平屋風二階建ては、平屋スペースにプラスして2階部分をつくるので、自由度の高い間取りにできます。
平屋の良さを活かし、デザイン性と機能性を兼ね備えた間取りを実現できます。
平屋風二階建ては、一見平屋風なので外観の自由度もあります。
平屋を建てる時は、周辺の環境によっては採光や通風の条件が整わないこともあります。
平屋風二階建てにすれば、周辺環境に適応するのも良い点です。
2階部分に窓をつけられるので自然光や風を取り入れられるからです。
室内は吹き抜けを設置したり、二階部分はスキップフロアを取り付けたりと自由な間取りにできます。
ワンフロアに居住スペースを設ける平屋は、広い土地を確保しなければならないことが難点です。
土地価格が高額な場所では、平屋分の面積と庭を確保しなければならないので、コストが高くなります。
平屋風二階建てであれば、2階フロアまでスペースを設けることができるので、十分な床面積を確保できます。
平屋の場合、居住空間は全体的にコンパクトになりがちで、間取りの自由度は限られてしまいます。
平屋風二階建てであれば可変性のある間取りがつくれるのもメリットです。
子育て中は2階部分に子供部屋をつくり、将来子供が独立して使わなくなった後は趣味の部屋や収納にできます。
平屋風二階建ては、平屋よりもスペースが確保できるので、リフォームやリノベーションをしやすいのも良い点です。
設計の自由度の高い平屋風二階建ては、メリットがたくさんありました。
一方で注意しなければならないデメリットもあります。
あらかじめ注意点をチェックし、抑えておくことが大切です。
平屋風二階建てのデメリットは、建築の費用が高くなることです。
平屋と同じだけの基礎、屋根の面積が広くなるのはもちろん、2階部分まで外壁面積があるため価格が高くなります。
住宅の建築費用が予算の範囲におさまるように、工務店とよく打ち合わせすることが大切です。
平屋風の二階建てといっても、生活空間は1階部分になります。
道路に面している場合や近隣住宅が近い場合は、人の目も気になるはずです。
目隠しにフェンスをつけたり、中庭を設けたりとプライバシーを守る工夫が必要になります。
また、平屋風二階建て住宅は、防犯も工夫しなければなりません。
空き巣被害や不審者に侵入されないように防犯窓や補助カギの設置をするなど、さまざまな対策ができます。
平屋風二階建ての間取りはどのようにプランニングすれば良いのでしょうか。
ここからは、自由度の高い平屋風二階建ての間取りアイデアをご紹介します。
スキップフロアとは、床の高さで空間を区切った場所のことで、中二階とも呼ばれます。
平屋にスキップフロアがあると、人と目線をずらした空間が生まれ、家族との程良い距離感ができます。
スキップフロアは、子供の勉強スペースや趣味の部屋、ワーキングスペースにするのも良いでしょう。
平屋風二階建てには、ロフトを設置するのもおすすめです。
一般的にロフトは天井高さが1.4m以下の場合が多く、スキップフロアは1.4m以上の高さがあります。
スキップフロアよりも天井が低いロフトは、収納や寝室などの使い方ができます。
平屋風二階建てに、小屋裏をつくるのもおすすめです。
天井裏のデッドスペースである部分につくる小屋裏は、無駄のない空間となります。
小屋裏は、収納や子供の遊ぶ場所、シアタールームにするなど使用する方法はさまざまです。
平屋風二階建て住宅に吹き抜けを設置すると、開放感のある気持ちの良い室内になります。
2階の高さまで続くスペースに、明るい高窓を取り付ければ自然光がふりそそぎ風の通る快適な住まいになります。
吹き抜けには、シーリングファンや勾配天井を設置するとさらに洗練されたデザインになります。
平屋風二階建ては、ポイントを抑えることでさらに快適で素敵な住まいになります。
使い勝手を重視しながらも、自分好みの家をプランニングしましょう。
住宅は、内装にテーマを持たせることで統一感が生まれ、より洗練されたデザインになります。
内装はテイストにこだわることが大切です。
スタイリッシュなシンプルモダンテイスト、和風モダンなスタイル、カフェテイストやナチュラルモダンテイストなどさまざまなテイストを検討できます。
壁紙、フローリング、天井、インテリア、家具にもテイストを合わせて、統一感がでるようにプランニングすると良いです。
内装カラーの組み合わせは、できるだけ3色以内にすると落ち着いた色合いになります。
平屋風二階建てをおしゃれにするには、照明にもこだわりましょう。
洗練された空間づくりには、デザイン性のある照明が欠かせません。
照明の電球色も雰囲気づくりに一役買ってくれます。
あたたかみのある暖色系やシンプルなイメージの寒色系など、統一感のある電球色を選ぶと良いでしょう。
天井に埋め込むタイプのダウンライトもおすすめです。
ダウンライトは、圧迫感がなく、すっきりとした空間に仕上げます。
住宅に、照明をバランスよく配置するのは難しいです。
照明配置については、施工会社やメーカーとプランを立てるのが良いです。
平屋風二階建てに中庭があると、心地よい空間になります。
中庭に面したどの部屋にいても自然光を感じられるため、明るい室内になります。
室内から中庭に続く床をフラットにすることで、部屋の奥行きが広く感じることができるというのもメリットです。
中庭はガーデニングやDIYなど趣味を楽しむ場所にもでき、便利に使えます。
古材を活かした平屋のような二階建ての実例です。
これまでのお家の思い出と今求めるお住まいの快適さ、未来を見据えた理想の空間を実現されました。
これまで大切に住まれていた旧家の古材を再利用し、9mの梁を天井につくりました。
思い出のつまった旧家の温もりを、いつも感じられる空間にしています。
住宅面積を少し抑えることで、家事動線を快適にし、家族をより近く感じられる空間になりました。
年を重ねたあとの暮らしを考えて、ご夫婦の寝室やバスルームなどの主な居住空間を1階につくりました。
暮らしの動線の中には、シェルフを設けるなどいつまでも快適に暮らせる間取りになっています。
2階には子供部屋とフリースペースを設置しています。
子供部屋からは、1階を見渡せるように小窓が設けてあるのもポイントです。
住宅を省スペースにすることで生まれた他の土地は、将来お客様が自由に活用できる空間にしました。
旧家を大切にしながらも、未来を見据えた理想的な住まいが完成しました。
今回は平屋風二階建ての住宅の特徴やメリット、デメリット、間取りアイデアをご紹介しました。
平屋の良さを活かしつつデメリットもカバーできる平屋風二階建て住宅は、設計の自由度と可変性があり、ライフスタイルに合わせた暮らしを実現できます。
自由度の高い平屋風二階建て新築住宅を建築するには、設計や施工について豊富な実績のある施工会社に依頼することが大切です。
自分の希望に耳を傾け、設計に活かした提案をする工務店を探しましょう。
工事の流れやアフターのサービス、保証など気になったことは、工務店のスタッフに相談できるよう気軽に問合せしてみると安心です。
この記事を参考に、ぜひこだわりの平屋風二階建てマイホームをご検討いただけるとうれしいです。
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