2024/02/26
平屋の新築住宅を建てたいと検討している際に、実際にどのくらいの価格になるのかと心配されている人もいるのではないでしょうか。
平屋の価格は、間取りや設備、広さによって変動します。
この記事では平屋のメリット、価格相場やコストを抑えるポイント、施工事例もご紹介します。
目次
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平屋とは、1階部分にすべての居住空間を設けた住宅です。
平屋のメリットは、空間がコンパクトのため、生活動線がスムーズでバリアフリー性があるということ。
階段の移動がないので効率よく家事ができ、小さな子どものいる人や高齢者も住みやすく安心です。
設計の自由度が高いのでおしゃれでモダンなデザインに仕上げられるのも平屋の魅力。
吹き抜けや中庭、窓の形や配置の工夫で、採光や風通しをよくしたり、スキップフロアをつくって、空間にメリハリをつけたりと遊び心のある間取りが実現できます。
家族とのコミュニケーションも取りやすい平屋は子育て中の人から、高齢者まで幅広い世代に選ばれる人気の住宅です。
注目の平屋ではありますが、広い土地が必要であるうえ、価格が高めになりやすいという注意点があります。
「平屋の価格相場はどのくらいなのか」心配になる人もいるでしょう。
ここからは、平屋の価格相場について、施工会社や構造、間取り別に見ていきましょう。
まずは、一般的な坪単価をご紹介します。坪単価とは、建物の総床面積の1坪あたりがどれだけの価格になるかというものです。
2階の木造新築住宅の平屋の坪単価は、40~60万円程といわれています。
30坪の平屋であれば、1200万円~1800万円が目安です。
ただし、家の設備をグレードアップしたり、大手ハウスメーカーに依頼したりすればさらに坪単価は上がります。ローコストハウスメーカー、中規模ハウスメーカーや地方工務店、大手ハウスメーカーによっても坪単価に違いがあります。
予算におさまるように、間取りや設備、グレードなど施工会社としっかり相談して計画を立てていきましょう。
施工会社 | 坪単価 | 30坪あたり |
ローコストメーカー | 25~55万円程度 | 750~1650万円 |
中規模ハウスメーカー
地方工務店 |
40~60万円程度 | 1200~1800万円 |
大手ハウスメーカー | 60~150万円程度 | 1800~4500万円 |
平屋の坪単価は、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートなどの構造によっても坪単価は変わります。
材料や素材にこだわることによって、坪単価はアップします。
構造 | 坪単価 | 30坪あたり |
木造 | 40~60万円程度 | 1200~1800万円 |
鉄骨造 | 60~70万円程度 | 1800~2100万円 |
鉄筋コンクリート造 | 70~150万円程度 | 2100~4500万円 |
間取りによっても平屋の坪単価に違いがあります。
平屋は、坪数が大きくなればなるほど坪単価は上がりやすくなる傾向です。
家族構成やライフスタイルに合わせて、予算におさまる最適な間取りをプランニングしましょう。
家族構成 | 間取り | 坪数 | 坪単価 |
1~2人 | 1LDK | 16~20坪 | 40~60万円 |
2~3人 | 2LDK | 20~25坪 | 40~60万円 |
3~4人 | 3LDK | 25~30坪 | 50~70万円 |
4~5人 | 4LDK | 30~35坪 | 50~70万円 |
平屋は二階建てと比較して、坪単価が割高になる傾向にあります。
なぜ平屋の坪の単価は高いのでしょうか?
ここからは、平屋の価格が高くなる理由を解説していきます。
延べ床面積は、平屋なら1階の床面積、2階建て住宅なら1階2階を合わせた床面積になります。
同じ土地に平屋か2階建てを建てるとなれば、ワンフロアに居住空間や住宅設備を作る平屋の方が二階建てより延べ床面積は狭くなるのです。
坪単価の計算式は、
建築費用÷延べ床面積=坪単価
となり、平屋の方が坪単価は高くなります。
注文住宅を建てる中で、基礎部分と屋根はコストがかかる部分です。
平屋は、1階部分に生活空間や設備を設けるため、基礎面積、屋根面積は2階建てよりも広くなります。
そのため、平屋の方が建築の費用が高くなるのです。
平屋は2階建てよりも広い敷地の面積が、必要となるため土地の購入費は高くなります。
土地には建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)があることを考慮しなければなりません。
たとえば、建ぺい率60%で30坪の土地の場合は、18坪まで建物を建てられるということです。
平屋は、1階の居住空間やガレージスペース、庭も考慮した土地の広さが必要になります。
その分土地の金額も高くなるので注意が必要です。
平屋は、延べ床面積や構造などにより価格が高くなりがちです。
注文住宅を建てるうえで、お金の計画はとても重要となります。
コストがかかりがちな平屋は、外観や間取りなどいくつかのポイントを抑えることで、予算の範囲におさめることが可能です。
ここからは、平屋の価格を抑えるためのポイントをご紹介します。
平屋の価格を抑えるポイントのひとつは外観をシンプルにすることです。
平屋には正方形、I字型、ロの字型、L字型、コの字型などの間取りがあります。
外壁に凹凸があると、外壁の面積が増え、建材の価格や工賃が高くなりがちです。
家の形状を正方形やI字型のようにシンプルにすると、コストダウンできます。
また、平屋は屋根の面積が広く、屋根の勾配が急ではないほど価格を抑えられます。
片流れ屋根の形状の屋根は、最も勾配が小さくなりデザイン性もあるのでおすすめです。
平屋は間取りを工夫することで、コストダウンが可能になります。
廊下スペースをあえてつくらず、壁の仕切りを減らしましょう。
壁やドアなどの建具を減らすとその分費用を抑えられます。
ただし、仕切りを減らし過ぎてしまうと家族のプライベート空間が確保しにくいというデメリットも。
家族の程よい距離を考えながら、できるだけ仕切りをつくらない間取りを考えると良いでしょう。
平屋は、使う素材や設備を見直すことで価格を抑えられます。
たとえば、外壁材や壁紙、フローリングなどの素材は、家の多くの面積に使うのでコストダウンにつなげやすいです。
建材は、小さい面積の価格だけを見ると、高く感じないかもしれませんが、家全体の広い面積に換算すると高価になります。
システムキッチンやユニットバス、トイレや洗面台などの設備も見直しましょう。
ショールームに行くと、さまざまなグレードの設備を見ることができます。
高級なものに目がいきがちですが、標準仕様でも十分な機能が整っているものも多いです。
自分の家に必要な機能であるかなどを、しっかりと見極めて選ぶことが重要になります。
平屋と二階建てが同じ土地で、同じ延べ床面積の新築住宅を建てる場合、平屋の方が固定資産税は高くなります。
住宅の固定資産税の評価額は、土地の立地や広さ、建材の量、施工や設備によって決められます。
平屋は広い土地が必要であり、基礎や屋根の面積が広い分、多くの建材を使ったということになるのです。
そのため、平屋は固定資産税が高くなると考えておく必要があります。
新築住宅の建築後は、固定資産税の他にも、住宅ローンやメンテナンスの費用のコストを考えておかなければなりません。
固定資産税について気になる点は、事前に施工会社に問合せして確認しておくことも大切です。
オーナー様のご両親が遺してくれた家を、家族や友人たちが心地よく集まる平屋にリノベーションした施工事例です。
ご友人がたくさんいらっしゃるオーナー様は、新しい住まいでも仲間との集いを楽しみたいとキッチンにはバーのようなカウンターを設置し、リビングからは開放的な庭を設けました。
ご友人とバーベキューしたりホームパーティをしたりと、特別な時間を過ごせるリビングが完成です。
床はバリアフリー、扉は全室吊り戸仕様で敷居がなく、掃除もしやすいため部屋がスッキリとしています。
仕事で夜遅くに帰宅することが多いオーナー様は、洗濯物は基本的に室内干しにしているので、洗面所にランドリースペースを設けました。
洗濯物が乾いたら、そのまま寝室のクローゼットに収納できるため、家事動線もスムーズに。
リビングに洗濯物が散らかることもなくなり、ご友人をいつでも呼べる環境になりました。
寝室にはじゅうたんを敷き、ホテルのようなリラックスできる空間を演出しています。
寝室に隣接した広々としたウォークインクローゼットは、収納だけではなく洋服や小物のセレクトを楽しむ場所に。
毎日の生活が豊かで楽しくなる工夫がされています。
【愛知県豊明市の施工事例】家族や友人と余暇を楽しむ平屋の暖かい住まい|詳しい施工事例はこちら>
今回は平屋住宅を建てる際に、考えておくべき価格の相場やコストダウンできるコツをご紹介しました。
平屋は、土地費用はもちろん住宅の素材や設備も価格に大きな影響を与えます。
暮らしの中で費用をかけるべき部分と、必要のない部分をしっかりと見極めて、家づくりのプランを立てましょう。
ぜひ、この記事を参考に、後悔のないこだわりのマイホームをプランニングしていただけると幸いです。
上質な家をあなたのために~こだわりの木の家を~
愛知県豊明市にある「株式会社コスモ」は、愛知県奥三河で育った木材を厳選し、他では見ることのできないこだわりの木の家を建てています。
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コスモでは、お客様のご希望に丁寧に耳を傾け設計し、素材を知り使い方を熟知した職人が丁寧に施工、アフターケアまで力を入れております。
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