2024/04/30
住宅ローンの「金利」について理解している、という人は案外少ないかもしれません。
なんとなく「利息みたいなもの?」とは考えていても、人によって違うことや、その理由について知る機会はあまりありませんよね。
今回の記事では、住宅ローンの金利が人によって違う理由について解説します。
住宅ローンを組む金融機関の選び方や、年利のシミュレーションも行っていますので参考にしてください。
この記事のポイント
目次
「家を建てる」と考えたとき、まっさきに浮かぶのはお金のことではないでしょうか。
家は大きな買い物。家よりも大きな金額の買い物はそうそうないかもしれませんね。
現金一括で!とはいかないマイホーム購入金は「住宅ローン」で用意する方がほとんどです。
一口に住宅ローンと言っても、金額が大きいため「一生のローン」と考えても良いでしょう。
その住宅ローンの「金利」、人によって異なるとは本当でしょうか?気になるところです。
結論から言えば、住宅ローンの金利は「人によって変わるもの」です。
その理由は、主に2つあります。
この2つの要素の組み合わせによって、金利が変わるため、人によって金利が異なるのです。
住宅ローンには主に2つのタイプがあります。
それぞれの特徴について確認しておきましょう。
変動金利型とは、名前の通り金利が変動するタイプです。
金利が変動する、ということがピンと来ない人も多いかもしれません。
変動金利型の金利は、半年に一度見直されます。
変動金利型の金利は、世の中の情勢によって変化します。
特に現代のような低金利の時代は、住宅ローンの金利を抑えるための策としても重宝されています。
ただし、金利が変動するため場合によってはローン終了後であっても未払いの金利が発生する可能性があるので注意しておきましょう。
全期間固定金利型とは、ローンの始まりから最後まで金利が一定のタイプです。
世の情勢等に金利が左右されないため、支払い計画が立てやすいのが大きなメリットと言えます。
ただし、金融機関側としては大きな情勢変更があっても同じ金利を払ってもらわなければならないため、水準よりは少し高めに設定されることが多いタイプでもあります。
2つ目の「個人の信用力による金利の違い」とはどういう意味でしょうか。
金融機関は申込者にお金を貸し、申込者は金融機関から借りたお金で住宅ローンを支払います。
金融機関に立替えてもらう、と考えるとわかりやすいですね。
そこで金利に大きくかかわってくるのが「個人の信用力」です。
この、個人の信用力は主に2つの要素で判定されると言われています。
まず住宅ローンを申し込んだら、与信審査を受けることになります。
クレジットカードの申し込みなどで経験している人は多いと思いますが、定期的な収入があることの申告や証明が必要です。
さらには、これまで分割支払いで支払い遅延や滞納をしていない、ということも重要なポイント。
金融機関から「この人になら、大きな金額を貸してもきちんと回収できる」と判断してもらう必要があります。
ローンの審査基準や詳細については、どの金融機関も公表していません。
それぞれの会社によって、ある程度の基準差があることも予想できますね。
個人が資産を所有しているか、という点も住宅ローン審査や金利の判定に関係していると言われています。
金融機関が住宅ローンの提供をしても良い、と判断した相手であっても、何かが起きて支払いができなくなることが起きないとは限りません。
もしも支払いができなくなるようなことがあっても、個人が大きな預金を持っていたり、資産価値のある不動産などを所有していれば、ローンの回収ができます。
実際に、土地などを担保として融資をすることもありますし、担保としていなくても万が一の保険として資産があるに越したことはない、ということです。
住宅ローンは人生で一度、という人は多く、その分金融機関選びにも慎重になります。
金融機関も一般的な企業と同様、それぞれに判断基準や金利、メリットなどさまざまな違いがあります。
そこで、住宅ローンを組むときに参考にできそうなポイントをいくつかご紹介しておきます。
ローンや金利にあまり詳しくない、お金の計算が苦手、という人は少なくありません。
ましてや、住宅ローンを扱うような金融機関の人が言うことであれば何でも「そういうものなのだろう」と受け入れてしまいやすいようです。
しかし、住宅ローンは生涯をかけて払い続けていく大きなローン。
不明点はきちんと質問し、その回答に理解と納得ができる、という点がポイントです。
金融業界の専門用語ばかりの説明や、業界ならではの常識を押し付けられても、理解や納得はできません。
正しい理解と深い納得は、支払い計画にも大きく影響します。
わからないことを質問できて、満足できる回答をしてくれる金融機関を選びましょう。
住宅ローンは家を建てるために受ける融資の総称です。
そのため、金融機関ごとにさまざまな金融商品があります。
金融商品のひとつである住宅ローンも、金融機関によってはひとつだけではありません。
該当するローンの条件に合う人とそうでない人がいます。
ほんの一例ですが、同じ住宅ローンでもさまざまです。
自分や自分たち家族に合っている住宅ローンがある金融機関へ相談すると良いでしょう。
住まいの建築を依頼する工務店やハウスメーカーの中には、住宅ローンを提供する金融機関と提携しているところもあります。
工務店やハウスメーカーと提携している金融機関は、住宅ローンの種類が多いだけでなく、審査についても一般的なローンとは異なる場合もあるようです。
何より、家を建てる工務店やハウスメーカーが提携していることで得られる安心感は大きいでしょう。
また、これまで同じ工務店で家を建てた人も同じ住宅ローンを利用していれば、工務店からローンについての評判を聞くこともできそうですね。
人によって異なる住宅ローンの金利ですが、実際にどれくらいの金額を、どれくらいの期間で、毎月いくらくらいの支払いがされているのか気になる、という人は多いです。
また、金融機関によって異なる金利が1%や2%である場合、その違いがどれくらい支払いに影響するのか?という点も確認しておきたいですよね。
以下では、同じ条件で金利の違いが1%の場合と2%の場合の支払い例をシミュレーションします。
2,000万円のローンを35年で支払うローンの年利(1年で払う金利)が1%の場合は以下のようになります。
2,000万円のローンを35年で支払うローンの年利が2%の場合は以下です。
上記のように、金利がわずか1%違うだけで、支払いの総額に約400万円の差が出ます。
月々の支払金額も10,000円ほど違い、年で120,000円の違いが出てきています。
つまり、金利は低いに越したことはなく、1%以下の数値も十分検討して決定した方が良さそうです。
今回の記事では、住宅ローンの金利が人によって異なることについて解説しました。
簡単な解説ではありますが、住宅ローンを組む際の参考にしていただければうれしいです。
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