平屋VS２階建て　どっちがいい？

家族のカタチや暮らし方が多様化するなか、平屋の人気がますます高まっています。

別荘やリゾートホテルなどで憧れる方も多いと思いますが、実際に暮らす家となると、メリットとデメリットをしっかり理解して、検討する必要があります。

今回は、「平屋」と「２階建て」の住まいの良し悪しを比較してみましょう。

間取りの自由度

毎日の暮らしの中で、間取りはとても重要です。スムーズな生活動線、自然と家族が顔を合わせられる設計、日当たりや通風の確保など、平屋と2階建てで比較してみましょう。

【メリット】

平屋
・ワンフロアで完結し動線がコンパクトでシンプルにまとまる
・家族の様子が分かりやすくコミュニケーションがとりやすい
・段差がないので老後も安心

２階建て
・部屋の広さや数を確保しやすい
・隣に家があっても自然光を取り入れやすい
・思春期の頃にはプライバシーが守れる

【デメリット】

平屋
・外部から室内が見えやすくプライバシーや防犯が心配
・寝室も１階になるため、窓を開けて寝られない
・日当たりや通風を確保するために立地や広さが重要に

2階建て
・家族に目が届きにくくなる
・高齢になると階段が使いづらい
・お子様が巣立つと2階を利用しなくなる

建築費・生活費

家を建てる際に最も重要な建築費用。誰しも抑えたいポイントですが、暮らし心地が悪くなってしまっては元も子もありません。平屋と2階建てではどちらがお得に建てられるのでしょうか。

平屋
平屋は横に広くなる分、基礎部分や屋根が大きくなり建築費用は割高になる傾向があります。また防犯性能を高めるため設備のグレードを上げると費用もかさみます。しかし２階がない分、足場を組む必要がなく外壁のメンテナンス費用を安く抑えられるメリットもあります。

2階建て
総2階や片流れ屋根など、建て方次第で建築費用を抑えることができます。暮らしはじめてからは、部屋数が多い分光熱費はかかりますし、外壁のメンテナンス費用も高くなる傾向にあります。

災害時

平屋は水害に弱く、2階建ては地震に弱い傾向に。

台風や洪水・津波が発生した場合、２階建ては２階に避難したり家電を上げたりできますが、平屋は逃げ場がなくなります。地震の際は、耐震基準に基づいて建築するため倒壊の心配の差はありませんが、2階建ての方が揺れが大きく、家電や家具の損壊の恐れがあります。

いずれにしても、新しく土地を購入する場合は、ハザードマップを確認しましょう。

いかがでしょうか。

平屋も２階建てもメリットはたくさんあります。家族のライフスタイルや生活時間、予算、将来設計などあらゆることを想定して、家づくりを考えましょう。

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