2022/03/17
高度成長期以降、
戸建て住宅は2階建てが主流となりましたが、
昔ながらの平屋住宅に憧れるという人が増えています。
生活導線や家事動線が効率的であり、
別の部屋にいる家族とコミュニケーションがとりやすく、
さらに、
階段がないため、バリアフリーを実現できるなど
平屋の住まいにはメリットがたくさんあるようです。
houzzさんに記載されている平屋のご紹介です。
▨ 身近な自然を取り込む、木箱のような平屋
所在地:兵庫県明石市
・住まい手:夫妻、子ども3人
・敷地面積:172.81 ㎡
・建築面積:82.70 ㎡
・延床面積:81.07 ㎡
・構造:木造
木箱のようなたたずまいの家の前に立つと、
木製のルーバーから、中庭の木々が透けてみえます。
ルーバーとは・・・
細長い羽板(はいた)を隙間をあけて平行に並べたもの。
日除け・雨除け・通風・換気・目隠しを目的に様々な場所に使われています。
木を使い、風や光が感じられる、自然を取り込んだ家にしたいとずっと
思っていました。と、奥さま。
限られた敷地面積ではあったが、以前から平屋への憧れがあったそうです。
試行錯誤のすえ、敢えて平屋に3つの中庭を設けるという大胆な構造になりました。
木箱のように木製のルーバーで建物を囲むことで、
プライバシーを確保しながらも、
風、光、木々のこもれびなど、
身近に自然を取り込んだ豊かな住まいに。
春は中庭にピンクのお花が一面に咲き、大変綺麗でした。と、奥さま。
玄関を開けると、ふわりと木の匂いがする。
無垢材を使用しているからこその家の香り。
この住まいを建てた、工務店さんは、
食べ物と同じように、出来るだけ人工物や添加物的なものが入ったものは、
使わずに、いつも自然素材を使用した住まいを提案しているということです。
玄関には、オリジナルで造作した薪ストーブ。
中庭は、室内にいながら、室外にいるかのような、
内と外が曖昧なデザインとなっています。
リビングダイニングは、3つの中庭に囲まれ、
自然の光がふんだんに入り込みます。
床は、端から端まで伸びるスギ板の無垢材。
木材をふんだんに使用した室内には、柔らかな温かみがあります。
リビングダイニングに隣接する琉球畳の和室は、二方向を中庭に囲まれ、自然光が差し込む開放感のある空間です。日中はピアノの練習やライブラリースペース、夜は寝室として使用されています。夜は月明かりが美しく、ここで就寝するのを、お子様たちも大変気に入っているということです。
玄関から入って右手のお庭には、屋外用水道がついいて、釣りが趣味というご主人が、外で釣り道具を洗い、魚を裁くスペースとしても使用されています。
造作のキッチンは、冷蔵庫を隠してしまえる扉をつけることで、来客時も生活感なくすっきりとした見た目になるようにつくられています。カウンターの高さを使い手の好みに合わせて調整するなど、造作らしく細かい部分にまで気を配られています。キッチンとダイニングテーブルまでの距離も計算されており、ひとつひとつの動作に無駄がないよう、機能的な空間に。
施工を担当した工務店さんは、普段神社仏閣の施工を行なっているため、木の扱いが得意ということです。
外壁は異なる種類の木材で幅もひとつひとつ違う素材を組み合わせました。
これらの無垢材は、時間が経つと次第にグレーになり、木の種類が異なるため、濃淡や模様の違いを楽しめることを意識されたそうです。
住宅街の中心にありながら、自然に寄り添い、人間と自然の幸せな関係性のあり方が垣間見れる住まいとなりました。
※ご紹介した平屋の住まい・写真
施工 株式会社笹原建設
家を建てようと思い立ったとき、最初に思い浮かべる家のイメージは、2階建ての家ではないでしょうか。
ところが最近は、平屋の家が意外と人気があるようです。新築の家だけではなく、リフォームの際にも減築して、平屋暮らしを楽しみたいと考える方も増えています。
平屋の住まいにご興味がある方、
ご相談をお待ちしております。
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