2017/01/15
みなさまこんばんは
日中は暑いですが、窓を開けておくと快適な風が入ることも多くなってきましたね。
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みなさまは普段、方眼紙を使うことはあるでしょうか?
学生ならともかく社会に出てしまうと、使う機会も減ってしまうのではないでしょうか。
ところが建築の世界にいますと方眼紙はとっても重宝します。
定規がなくてもフリーハンドでラフなスケッチやお客様への説明図面などがかけてしまうためです。
上は一般的な方眼紙のように見えますが、建築で多く使われる91mm角(尺ピッチ)の方眼紙です。
リフォームをプランする際に、リフォーム前の建物を計測し図面を書き起こすのによく使われます。
お土地調査や建物調査の定番アイテムです
また、下のように三角形が重なったようなグリッドが書き込まれた用紙もあります。
方眼紙での一マスを三角形が並んだひし形に落とし込んでいくことで、立体的に書き上げることができるのです。
このような図法を等角投影図法というのですが、ミニチュアか、ゲームの世界のようなデフォルメされたような印象があります。
これをリアルに見せるためには2点透視、3点透視図法など遠近法を使わなければならず時間と手間がかかってしまいます。
打合せ途中では、方眼紙や等角図の用紙などを活用して、スケッチをお客様に見ていただいたりします。
イメージがつかめると打合せがスムーズに進めることができますね
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さて、そんなわけで今回は最近行ったリフォームのお話です。
内装の全面改装、窓の取付け、トイレの増築などを行いました。
上の透視図もこのリフォーム計画をするうえで窓の取付け位置や、トイレの増築箇所を描いたものなんですよ。
下の内観写真は、もともと工場の機械が置いてあったところを、床を組み、天井、壁も張り直して改装したものです。
無垢の杉板をふんだんに使い、とことん木に囲まれた空間となりました。
建物自体は鉄骨造の工場だったのですが、内装だけでもがらりと雰囲気が変わりました
ただし、変わったのは見た目の雰囲気だけではなく、下地のボードに断熱材がふくまれていて、ぐるりと囲むことで住環境としても快適性がアップしています。
見えないところこそこだわるコスモらしいリフォームになったのではないかと思っています。
杉は柔らかいため傷やへこみができやすい弱点もありますが、その柔らかさこそが触り心地の良さ、空気を多く含み冬に冷たくならず、夏も調湿効果でジメジメしない快適さにつながっているのです。
地元三河の材を多く使うことで石油を無駄遣いせず、地元の企業も活性化され、資源が循環されることで地球の為にもなっているのです。
快適性、石油の使用削減、地元の活性化、資源の循環、という一石四鳥の素敵なリフォームになりました。
新築でもリフォームでも、本物の木、地元の木を使う理由がここにあります。
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株式会社コスモ
愛知県豊明市栄町内山67番地42 水曜定休
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