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2024/01/30

平屋のおしゃれな外観の10つのポイント|外壁や外構はどうする?かっこいいデザインの注文住宅

平屋のおしゃれな外観の10つのポイント

シンプルな間取りの平屋は内装だけではなく、外観もおしゃれにしたいと希望する人が増えています。

平屋住宅の外観は、ポイントを抑えれば洗練されたデザインに見えます。

 

今回は、平屋の外観をおしゃれにするアイデアの解説や施工事例もご紹介します。

 

 

 

 

目次

平屋をおしゃれでかっこいい外観に

平屋の外観は、横に構えるシンプルな形状や洗練されたデザインにより存在感がある住宅が多いです。

 

外壁の色や素材選び、デザインによって外観の印象は大きく変わります。

 

「外観をかっこよくするには何が必要であるのか」と悩む人も多いと思います。

平屋はポイントを抑えれば、おしゃれでクールなフォルムになります。

 

この記事では、平屋をおしゃれな外観に仕上げるポイントや施工事例を解説します。

 

 

おしゃれでモダンな平屋の3つのテイストとは?

平屋の外観をおしゃれでモダンにデザインしたいという人は多いです。

 

デザインをする前に決めておきたいのが、モダンテイストの種類です。

テイストのスタイルによってそれぞれ特徴が異なりますが、好みのテイストを決めてしまえば統一感を出したおしゃれな外観になります。

 

ここからは、おしゃれでモダンな基本の3つのテイストをご紹介していきます。

 

テイスト1:ナチュラルモダン

 スタイリッシュなモダンテイストに、自然素材や木材を使って温かみを持たせたナチュラルテイストを掛け合わせたのが「ナチュラルモダンテイスト」です。

 

ナチュラルとモダンを程よく混ぜることで、やわらかで洗練されたイメージになります。

 

ナチュラルモダンテイストは、家全体がやさしくリラックスできる空間となるので、子育て中の人や高齢者など幅広い世代に人気があります。

 

テイスト2:シンプルモダン

 シンプルモダンテイストは、色は白、黒、グレーなどのモノトーンを中心に、直線的なフォルムと無機質な質感のすっきりしたテイストです。

 

スタイリッシュでかっこいいイメージが好きという人におすすめです。

 

シンプルにし過ぎてしまうと空間全体が平面的でしまりがなくなってしまうので、一色だけ違ったカラーを入れたり、違った質感のインテリアを入れたりとアクセントを加えるのもポイントです。

 

テイスト3:和モダン

 和モダンテイストは、日本の「和」の雰囲気とスタイリッシュなモダンが組み合わさったテイストです。

 

重厚感のある木材や畳など伝統的な和風ならではの要素は、家族が落ち着ける空間をつくります。

和に現代的なデザインや機能性を組み合わせると、おしゃれでかっこいいイメージとなります。

 

和風と洋風をバランスよくマッチさせることで、洗練された和モダンテイストになります。

 

 

平屋の外観をおしゃれにする10のポイント

住宅の外観は、家の第一印象となる大切な要素です。

 

注文住宅は内装や間取りの快適さだけではなく、外観もおしゃれにすることでより家への愛着がわくはずです。

 

平屋の外観を洗練されたデザインにするには、どのようなポイントを抑えれば良いのでしょうか。

 

ここからは、平屋の外観をおしゃれにするポイントをご紹介します。

 

ポイント1:テイストを統一する

 外観全体をおしゃれにするには、テイストを統一することが重要なポイントです。

 

どのようなテイストを選んだら良いかわからない際は、インターネットで情報を集めるのがおすすめです。

家づくりのウェブサイトや、お役立ちコラムなどには多くの情報が掲載されています。

 

ハウスメーカーや工務店のホームページの施工実例を参考に検討するのも良いでしょう。

 

さまざまな情報から、テイストをしぼり決めておくことで外観デザインの計画がスムーズに進みます。

 

ポイント2:アプローチにこだわる

 おしゃれな外観の平屋にするには、建物部分だけではなく、玄関まで続くアプローチにもこだわってみましょう。

 

門扉から玄関ドアまでのアプローチは住宅に訪れる人の視線が誘導される部分です。

植物を植えてガーデニングをしたり、テイストに合わせた石や木材を使ったりとさまざまな工夫をしてみてください。

 

外構のアプローチがおしゃれに演出されていると、住宅の印象も大きく変わるはずです。

 

ポイント3:中庭をつくる

平屋や庭のつくり方によっても外観の印象は変わります。

 

ロの字型、コの字型、L字型などの中庭の形状があり、外観の見え方に違いがあります。

 

中庭は、趣味やガーデニング、アウトドアリビングとしても利用でき、平屋のプライバシーを守る上でも効果的です。

 

ポイント4:ウッドデッキを設ける

 ウッドデッキやテラスを庭に設けることで、平屋の外観はおしゃれになります。

 

木の素材のウッドデッキは、ぬくもりを感じるナチュラルな印象を与えます。

 

ウッドデッキは植物を置いたり、子供の遊び場にしたりとゆったりと過ごすスペースにもなります。

 

広いテラスをつくれば、テーブルやチェアなどキャンプアイテムを置いて、遊び心のあるアウトドアスペースにするのも良いでしょう。

 

ポイント5:屋根の形状にこだわる

 屋根の形状もデザインによって印象が大きく変わります。

 

平屋は建物の高さは低めのため、屋根も人の視界に入りやすくシルエットにも影響を与えます。

 

平屋の人気の屋根は、片流れ屋根や陸屋根となります。

 

 

片流れ屋根

1枚の屋根を、片側だけに傾斜をつけて設置する屋根のことです。

 

平屋の外観をシャープでシンプルなイメージにしたい人におすすめです。

 

陸屋根

屋根の勾配がほとんどない、フラットな形の屋根のことです。

 

凸凹のない形状で、スタイリッシュなイメージになり、屋上に上れるというメリットがあります。

シンプルなテイストが好きな人におすすめです。

 

ポイント6:直線的なデザイン

 スタイリッシュな平屋の外観にしたい場合、直線的なデザインにすると洗練されます。

 

屋根や家の形状を、凹凸を無くしてシンプルに仕上げるのがおすすめです。

 

気をつけたい点は、直線的な要素が多すぎると、外観全体がのっぺりとした印象になることです。

直線的なデザインの中に、アクセントカラーを入れたり外壁の素材を変えたりと、変化をつけることが必要です。

 

ポイント7:カラーに統一感を

 外壁や門扉、フェンスやウッドデッキなど、カラーに統一感をもたせるとすっきりとした外観になります。

 

外壁のカラーパターンは多くありますが、とくに平屋は外壁の面積が狭いので、カラーを多用するとバランスが悪くなります。

 

外観に使う色は少なくとも3色以内を意識しましょう。

凹凸があまりなく、シンプルな形状の外観であれば、2色を組み合わせてデザインすると良いです。

 

ポイント8:素材を合わせる

 外壁やフェンス、門扉など外観に使う素材を合わせるとおしゃれ感が増します。

 

外壁には幅広い種類があります。

 

<外壁の種類>

 

窯業系サイディング

 

セメント質と繊維質などの原料を板状に形成した素材です。

 

コスト、機能性にすぐれ日本国内でも多くのシェアがあります。

 

塗装などのリフォームをしやすいというのも人気のポイントです。

 

カラーや質感など種類が豊富なので、使いたい素材を選べます。

 

金属系サイディング

 

金属の板をパネル状にしたものが金属サイディングです。

 

アルミ亜鉛合金めっき鋼板である「ガルバリウム鋼板」の人気が高いです。

 

ガルバリウム鋼板は、耐久性にすぐれていて、外壁に設置しやすいというメリットがあります。

 

木質系サイディング

 

木質系サイディングは、天然木を加工したサイディングです。

 

リアルな木目の質感を出したい人にはおすすめです。

他の外壁素材よりは耐久性の低いのがデメリットです。

 

費用は高めです。

 

タイル

 

外壁にタイルを設置すると、高級感がでます。

 

タイル素材の価格が高く、設置に技術力が必要なので工事のコストも高いのが注意点です。

 

モルタル

モルタルは、セメントと砂を混ぜたものに水を加えて練り混ぜた材料です。

 

現在は外壁の大きなシェアを持つのはサイディングですが、それまではモルタル塗装が主流でした。

 

 

外壁は同じ素材の材料で、仕上げるのが一般的です。

 

高い費用の素材を利用すればそれだけ高級感がでて、デザイン性もよくなりますが、予算に収まりきらないこともあります。

 

外壁と屋根をガルバリウム鋼板で統一したり、玄関ドアとフェンスを木目調に合わせたりと同じ素材を組み合わせるだけで、まとまりが生まれます。

 

ポイント9:窓の形状にこだわる

 平屋の外観は、窓の形状や設置する位置もポイントになります。

 

窓は、コンパクトサイズからワイドなサイズまでさまざまな形があります。

採光や風を取り込む上でも住宅には欠かせないものです。

 

大きな掃き出し窓やはめ殺しのFIX窓など、窓の形自体がおしゃれだと住宅全体のアクセントになります。窓の形とバランスの良い配置を心掛けておしゃれな外観にしましょう。

 

<おしゃれな外観におすすめの窓の形状>

 

すべり出し窓

すべり出し窓とは、横または縦の軸を基準にして外側へガラス戸が開く窓のことです。

開くスペースを調整できるので、換気目的に利用しやすいです。

天井に設置する天窓などスペースは狭くても設置しやすいのが良い点です。

 

FIX窓(はめ殺し窓)

 FIX窓(はめ殺し窓)とは、窓ガラスを窓枠にはめ込んで開閉はできない窓です。

他の種類ではつくるのが難しい、小さな窓や、大きな窓など特殊なサイズをつくれます。

 

窓の大きさをコンパクトにすれば、外観のアクセントとしても使えます。

 

掃き出し窓

掃き出し窓とは、床に面している出入りが自由な窓のことです。

移動がしやすいので、中庭やウッドデッキ、テラスに面した場所に設置すると良いでしょう。

 

外観がおしゃれになるのはもちろん、採光や眺望の良いのも特徴です。

 

腰高窓

 腰高窓とは、腰の高さよりも上の位置に設ける窓のことです。

 

家の中にいる人の足元が見えず、プライバシーを守りやすいという点でも効果的な窓になります。

 

引き違い窓や上げ下げ窓で開閉するのが一般的です。

 

スリット窓

 

スリット窓とは、壁面にある細長いスペースを利用して設ける窓のことです。

 

採光や換気目的につくられることが多いのですが、すき間スペースを有効活用できるので、デザイン性も兼ね備え、外観のアクセントにもなります。

 

スリット窓には、開閉できるタイプとFIXタイプ両方がおすすめです。

 

出窓 

出窓は、外側から見た時に壁から飛び出ているような形状の窓のことです。

 

出窓は壁よりも外に窓が出ているので、外観のデザインのアクセントにもなります。

 

上げ下げ窓

上げ下げ窓とは、2枚のガラス戸を上下に配置し、開閉する窓のことです。

 

欧米デザインの住宅で多く使われてきました。住宅がおしゃれでスタイリッシュな印象になります。

 

ポイント10:外壁に木目調でアクセントをつける

 モダンテイストの平屋で、外壁の一部や玄関ドア、フェンス、軒など一部分に木目調を使用するのも、外観をおしゃれにするポイントです。

 

たとえば、黒の外壁の一部に、木目調を取り入れることで、かっこよさの中にあたたかみのあるイメージになります。

 

木目調の素材は、周りの自然とも調和するため、庭のシンボルツリーやガーデニングとも相性が良いです。

 

 

失敗しない平屋の外観に仕上げる4つのコツ

平屋の外観をおしゃれにするポイントをご紹介してきました。

 

外観は建てる家全体の雰囲気を決めるものであり、家族が暮らす上で心地よさにも影響を与えます。

 

後悔のない家づくりをするためにも、平屋の外観を慎重にプランニングしましょう。

 

コツ1:シミュレーションをする

 平屋の外観をプランするのであれば、シミュレーションを必ず行ってください。

 

最近では、インターネットやソフトで外壁の色をシミュレーションできる機会があります。

 

施工会社から設計の段階で、外観のイメージ図を提案されるはずです。

「外観の雰囲気は自分の理想に合っているか」「カラーや素材のバランスが良いか」など細かい部分まで確認しましょう。

 

可能であれば、ショールームやモデルハウスで外壁の素材や玄関ドア、外構のタイルなどの実物を見るとよいでしょう。写真を見るだけというよりも、イメージがわきやすいです。

 

コツ2:実績のある施工会社を選ぶ

 平屋の注文住宅は、実績のある施工会社を探して相談しましょう。

 

平屋を多く建築している工務店であれば、土地の特徴や建材の調達、アフターサービスなどの保証やサポートまでしっかり対応します。

 

施工会社のホームページの、施工事例から実績を確認できるはずです。

 

気になった工務店があれば、電話で問い合わせたり、建築予定のエリアのモデルハウスに行ったり、イベントに参加するのも良いです。

 

施工会社のスタッフと直接コミュニケーションを取ることで、信頼関係も生まれます。

 

コツ3:防犯やプライバシー確保を考える

 平屋はワン・フロアに居住空間があるため、敷地の環境によっては人の目が気になるというデメリットがあります。

 

道路に面した家や隣の家との距離が近い場合、平屋を開放的につくってしまうと防犯やプライバシーを考慮すると心配になるかもしれません。

 

目隠しフェンスや防犯の機能のある窓を設置するなど、防犯とプライバシー面を確保するように考慮しましょう。

 

コツ4:生活感を見せない

 新築住宅の外観は生活感を見せないことも大切です。

 

たとえば、エアコンの室外機や給湯器、自転車などがむき出しになっていると、生活感につながります。

 

エアコンの室外機にはカバーをしたり、自転車などはおしゃれな屋外収納にしまうなど、コーディネートで工夫をしましょう。

 

徹底して生活感を見せないようにすることが大切です。

 

おしゃれな外観の平屋3つの施工事例

 

こだわりの平屋を実現された3つの施工事例をご紹介します。

 

お客様の思いが平屋に活かされ、おしゃれな外観に仕上がっています。

 

施工事例1:施工事例実家の建具を引き継いだ、趣のある平屋

オーナー様の思いを実現された、趣のある外観と内装の平屋住宅の施工事例です。

 

オーナー様からは下記のご希望がありました。

 

・本物の木を使ったこだわりの家を建てたい

・実家にあった建具や庭石、庭木、古木などを再利用し、ご両親の大切にされた実家の息吹を感じたい

・お隣に暮らすご親族とともに、庭をつなげてバーベキューやおしゃべりを楽しみたい

・家の中の温度差がなく、体にも心にもやさしい家にしたい

 

大切なご実家の建具などを再利用したいというご希望をもとに調査をしたところ、先祖代々大切にされてきた立派な庭石、敷石、庭木がたくさんありました。

 

屋根裏には立派な無垢材が構造体に使われていました。

 

住宅の中には、夏障子といわれる葦戸、欄間、建具など美しいものが豊富にありました。

 

完成した和室には、古民家の要素である書院や床の間がありまるで旅館のようです。

 

ご実家の葦戸や欄間、建具も大切に活用し、現代のライフスタイルに合わせ美しく保てる仕上がりになりました。

 

ヒノキやケヤキの無垢材、珪藻土など自然素材をたっぷりと使っているので、玄関を開けた瞬間に心地よい香りが広がります。

 

寄棟屋根の形状を活かした開放的な大空間は、明るく開放的で、森の中にいる爽快感があります。

 

日本家屋には、時代が変わっても色あせることのない美しさがあり、こちらの新築住宅はまさにそれを体現しています。

 

施工事例2:家族や友人と余暇を楽しむ平屋のあたたかい住まい

ご両親が遺してくれた家を思い出がよみがえる場として、生まれ変わった平屋の施工事例です。

 

ご友人が多くいらっしゃるオーナー様に、ぴったりの開放的なリビングと広々とした庭が広がります。

 

キッチンにはバーのようなカウンターがあります。

家族や友人とホームパーティやバーベキューをするのに、最適な住宅が完成しました。

 

床はバリアフリー、扉は全室吊り戸仕様なので敷居はなく掃除がしやすいのも魅力です。

 

洗濯は基本室内干しをするため、洗面にはランドリースペースを設けています。

洗濯物が乾いたらそのままクローゼットに収納ができます。

 

生活動線がスムーズになるのはもちろん、外観に生活感を見せない工夫もできます。

 

高台に建ち、周囲の環境を気にせず快適な暮らしができる素敵な平屋住宅が完成しました。

 

施工事例3:長期優良住宅 和風平屋の住まい

長期優良住宅の和風平屋の住まいを実現された施工実例です。

 

重厚感のある黒い外壁と木目調のアクセントがバランスよく配置され、おしゃれで落ち着いた雰囲気になりました。

 

和室の床の間には、ご先祖から思いを受け継いだ古家の床板をそのまま取り入れています。

 

「つくっては壊す」スプラップビルドの社会から

「いいものをつくって、きちんと手入れをして長く大切につかう」社会へ。

という長期優良住宅の良さが感じられるお住まいになりました。

 

カーディアンフォースというすぐれた耐震性能を発揮する制震金物を設置し、地震や台風にも強い、安心安全な住まいを実現しました。

 

 

まとめ|後悔しない平屋の外観を

今回は、平屋の外観をおしゃれにするポイントや施工事例からアイデアをご紹介しました。

 

平屋の外観は、外壁のデザインやシルエット、庭のつくり方などの工夫次第でおしゃれになります。

 

長く暮らせる家にするためにも、ポイントを抑えて後悔のない外観に仕上げてください。

 

ぜひこの記事を参考におしゃれな平屋の外観をプランニングしていただけたらうれしいです。

 

 

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