2024/07/04
二階建ての家は限られた土地を有効活用しながら、ゆとりある居住空間を確保できるというポイントが魅力です。
しかし「二階建ての家を建てるにはどれぐらい費用がかかるのか」「もっと詳しくメリットとデメリットが知りたい」など、二階建ての家に関する疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、二階建ての家の特徴やメリット・デメリット、快適に暮らせる間取りなどを詳しく解説します。また、平屋と比較してどちらが良いのかといったポイントについても触れていきます。
二階建ての家の建築を検討中の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
この記事のポイント
目次
二階建ての家とは、1階と2階の2つの階層で構成された住宅のことを指します。一般的に、1階には玄関、リビング、ダイニング、キッチンなどの共有スペースが配置され、2階には個室や書斎などのプライベートスペースが設けられます。
二階建ての家は、限られた敷地面積を有効活用しながら、ゆとりある居住空間を確保できる点が特徴です。また、1階と2階で生活空間を分けられるため、家族間のプライバシーを守りやすいのもメリットの一つと言えるでしょう。
総二階建ての家は、1階と2階の床面積がほぼ同じ大きさの住宅を指します。一方、二階建ての家は、2階の床面積が1階よりも小さいことが多いのが特徴です。
総二階建ての家は、シンプルな箱型の外観が特徴的で、外壁の面積が小さいため断熱性や気密性に優れています。また、構造がシンプルなので、工期が短く抑えられるというメリットもあります。
ただし、総二階建ての家はデザインがシンプルになってしまうというデメリットがあるので、注意が必要です。デザインにこだわりたい場合は、総二階建ての家ではなく二階建ての家を検討しましょう。
二階建ての家を建てる際の予算相場は、一般的に30坪程度の二階建て住宅の場合、本体工事費は2,000万円~3,000万円程度が目安となります。これに、外構工事費や諸経費などを加えると、総工費は3,000万円~4,000万円程度になるケースも。
ただし、高級な材料を使用したり、こだわりの設備を導入したりすると、さらに費用がかさむので注意が必要です。予算に合わせて、優先順位を決めながら家づくりを進めていくことで建築コストを抑えましょう。
二階建ての家を建てると、固定資産税や都市計画税などの税金がかかります。固定資産税は土地と建物の資産価値に応じて課税されるもので、税率は1.4%が標準とされています。二階建ての家の場合、平屋に比べて建物の資産価値が高くなる傾向にあるため、固定資産税の負担が大きくなるケースも。
一方、都市計画税は、都市計画事業に要する費用に充てるために課税されるもので、税率は0.3%以内で各自治体が定めています。
ただし、新築住宅には税制上の優遇措置が設けられているため、一定期間は税負担が軽減されます。税金についても、家づくりの予算を立てる際に考慮しておきましょう。税金について分からない場合や不安に感じる場合は、ハウスメーカーや工務店、銀行からアドバイスを積極的に聞くのがおすすめです。
二階建ての家を建てるメリットとして挙げられるのは、以下の4つです。それぞれの詳細を見ていきましょう。
二階建ての家は、限られた敷地面積を有効に活用できるのが大きなメリットです。1階と2階に分けて居住スペースを確保できるため、敷地が狭くてもゆとりのある間取りを実現できます。
特に都心部など土地の価格が高い地域では、二階建てにすることで建築コストを抑えられるでしょう。また、庭やテラスなどの屋外スペースを設けられるため、より豊かな暮らしを実現できます。
二階建ての家は、1階と2階で生活空間を分けられるため、家族間のプライバシーを守りやすいのが特徴です。2階に個室を配置すれば、リビングなどの共有スペースと離れているため、静かに自分の時間を過ごせます。
自分の時間を大切にしたいという場合は、2階に個室を配置できる二階建ての家がおすすめです。
二階建ての家は、2階の窓から周囲の景色を楽しめます。1階よりも高い位置にあるため、遠くまで見渡せる開放的な眺望を満喫できるでしょう。
周囲の景色が楽しめる家だと、気分転換もしやすくなります。家の機能性はもちろん、周りの景色を楽しみたいといった人には二階建ての家が向いています。
二階建ての家は、2階部分の日当たりが良くなるのもメリットの一つです。1階部分は周囲の建物などの影響を受けやすいですが、2階は日光を遮るものが少ないため、明るく開放的な空間を作れます。
2階のバルコニーを設ければ、洗濯物を干すスペースとしても活用できます。日当たりが良いとよりさわやかな気分で暮らせるので、おすすめです。
二階建ての家を建てるデメリットは、以下の3つです。
メリットだけではなくデメリットも確認して、二階建ての家に対する理解度を深めていきましょう。
二階建ての家では、生活の中で階段の上り下りが必ず発生します。特に高齢者がいる家庭では、階段の上り下りが負担や危険につながる可能性も。
また、重い荷物を運ぶ際や掃除機をかける時なども、階段の存在がストレス要因になり得ます。階段の配置や幅、勾配などを工夫し、できるだけ負担を軽減することが大切です。
二階建ての家は平屋と比べて外壁や屋根の面積が広くなるため、メンテナンスにかかる手間とコストが増える傾向にあります。定期的な点検や塗装、修繕などが必要となり、長期的な維持管理の負担が大きくなります。
また、普段の掃除でも対応すべき箇所が増えてしまい、ストレスに感じることも。凹凸の少ない四角い部屋、壁面収納など、掃除のしやすさを考えた間取りにして対策しましょう。
二階建ての家は空間が上下に分かれているため、冷暖房の効率が悪くなる可能性があります。特に吹き抜けや階段部分では温度差が生じやすく、夏や冬といった季節で違和感を覚えることも。
また、2階の天井が高い場合、暖気が上部に溜まりやすく、部屋全体を効率的に暖めることが難しくなります。断熱性能の高い材料の使用や、扇風機やサーキュレーターを階段下から2階に向けて設置するといった工夫により、冷暖房の効率を高めましょう。
二階建ての家で快適に過ごせる間取りを作るポイントとして、以下3つが挙げられます。
どのような間取りにすればいいのか、事前に理解しておきましょう。
二階建ての家では、1階と2階を行き来する動線が重要なポイントです。生活動線が複雑になると家事の効率が下がり、ストレスにつながる恐れがあります。
キッチンや洗面所、玄関などの動線をシンプルにまとめ、スムーズに移動できるようにすることが大切です。また、階段の位置や向きを工夫し、各部屋へのアクセスを良くすることで、快適な暮らしを実現できます。
家族のライフスタイルに合わせて、動線を意識した間取り設計を心がけましょう。
二階建ての家ではプライバシーを確保するために、部屋の配置に気を配る必要があります。特に寝室や書斎などの個室は、家族の生活音から離れた場所に配置することが望ましいでしょう。
また、子ども部屋は成長に合わせて、間仕切りができるような設計にするのがおすすめ。暮らしやすい環境を構築するためにも、プライバシーに配慮した間取りについても考えましょう。
二階建ての家では階段下やロフトなどのデッドスペースを有効活用し、収納力を高められます。階段下はシューズクロークやタオル・シーツ類を収納するスペースなどに利用するのがおすすめです。
また、ロフトは使わない家電や衣類などを収納するのに最適な空間です。デッドスペースを活用して、生活空間を圧迫しないように心がけましょう。
二階建ての間取り例は、以下の記事でも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
老後も今も快適に過ごせる家づくりとは?2階建て間取りを実例で紹介します
二階建ての家の外観をおしゃれにするコツとして、以下の3つを試すのがおすすめです。
二階建ての家の外観をおしゃれに見せるには、窓のデザインにこだわるのがおすすめです。大きな窓を設置することで、開放感のある外観を演出できます。
また、アーチ型やサークル型など、特徴的な形状の窓を取り入れるのもおすすめです。窓のデザインを工夫することで、二階建ての家の外観に個性を与えられます。
二階建ての家の外観をおしゃれにするには、色や素材の選択も重要なポイントです。外壁の色を明るいトーンにすることで、爽やかで洗練された印象を与えられます。
一方、ダークトーンの外壁はシックでモダンな雰囲気の演出が可能です。また、木材やレンガなどの自然素材を取り入れることで、温かみのある外観に仕上げられます。
どのような雰囲気にしたいのか先にイメージして、使用する色や素材を選定しましょう。
二階建ての家の外観をおしゃれに演出するには、照明にもこだわりましょう。玄関周りや壁面にアクセントライトを設置することで、夜間の外観を引き立てられます。
また、ガーデンライトを配置することで、庭の美しさを際立たせられます。照明の色味や明るさを調整すると、二階建ての家の外観が大きく変わるので施工会社と相談しながら決めると良いでしょう。
「自分たちだけではデザインや間取りを考えられる自信がない…」という場合は、愛知県豊明市にある工務店株式会社コスモにお任せください。以下のリンクから、電話やメールでの相談を無料で受け付けています。
二階建ての家と平屋は、どちらも以下のようにメリット・デメリットがあります。それぞれのメリット・デメリットを見て、どちらが自分たちに合っているのかチェックしましょう。
平屋 | 二階建て | |
---|---|---|
メリット | ・生活動線がシンプルでコンパクト ・家族の気配を感じやすく、コミュニケーションが取りやすい ・バリアフリーに対応しやすく、老後も安心 ・地震の揺れや風に強い ・メンテナンス費用が比較的安い |
・同じ敷地面積でも広い延床面積を確保できる ・プライバシーを確保しやすい ・眺望を楽しめる ・1階と2階で生活空間を分けられる |
デメリット | ・同じ延床面積の二階建てに比べ、広い敷地が必要 ・建築費用や固定資産税が高くなる傾向 ・周辺に高い建物があると日当たりや通風が悪くなりやすい ・プライバシーの確保が難しい ・洪水や浸水の被害を受けやすい |
・階段の上り下りが負担になる ・家事動線が複雑になりやすい ・高所の掃除やメンテナンスが大変 ・バリアフリー対応に工夫が必要 ・冷暖房の効率が悪くなる可能性がある |
平屋か二階建てのどちらかで迷っている場合、以下の記事も参考になるので併せてチェックしてみてください。
家を建てるなら平屋か二階建てどっち?平屋と2階建て住まいの違いやメリットデメリットや費用の比較|税金についても解説【長野県飯田市の施工事例付き】
こちらは、愛知県東海市にある当社株式会社コスモが施工した二階建てのお家です。広々としたバルコニーで、住みやすく開放感のある家に仕上がっています。
無垢の木と自然素材で仕立ているため、全体的に高級感があるのもポイントです。以下のリンクからさらに詳しく施工事例をチェックできるので、参考にしてみてください。
今回の記事では二階建ての家の特徴やメリット・デメリット、外観をおしゃれにするコツ、快適な間取りを作るポイントなどについて詳しく解説しました。また、平屋との比較も交えながら、それぞれの住まいが向いているケースも紹介しています。
二階建ての家の購入や建築を検討中の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
愛知県豊明市にある株式会社コスモでは、低コストかつデザインや設備にこだわった二階建てプラン「KONO HAUS」を提供しています。以下のリンクから詳細をチェックできるので、ぜひ参考にしてみてください。
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