2024/10/03
木でできた内装の家は温かみがあって癒されますよね。
今回は木の家の内装事例を紹介します。また、メリットとデメリット、木の家を建てる際の業者の選び方について解説しますので、マイホームを木の家にしたいとお考え中の方はぜひ、参考にしてください。
この記事のポイント
目次
木の家の内装事例を3選、紹介します。
玄関を開けると心地よい檜の香りが迎えてくれる住宅です。木材をふんだんに使われているリビングは、森林浴をしているような癒しの空間になっています。
バルコニーには、大きめの窓にウッドデッキ。キッチンからつながる家事室の棚は、周りの木材と合わせた統一感が魅力です。
また、窓から絶景を楽しめるロフトには家族の成長に合わせて色々な用途に使えるでしょう。
外観からは想像がつかないような和と木の温もりにあふれる空間が広がった住宅です。天井や床には檜を使っており、癒し効果のある香りが漂っていることでしょう。
和室の床の間には、ご先祖さまから受け継いだ床板をそのまま使っているのもポイントです。仏間のエアコンには格子で目隠しをするなど、雰囲気を壊さない配慮が至る所に見受けられる素敵さが施工主様のこだわりを感じさせます。
また、ガーディアンフォースという優れた耐震性能を発揮する制震金物を設置しているため、地震や台風にも強く長期にわたり安心して住み続けられる長期優良住宅です。
玄関を開けると、広い土間が広がった空間が客人を迎えます。
横向きの格子戸を作り、圧迫感を感じさせない目隠しがおしゃれに見えます。スリット階段を採用し、二階からの明るさをLDKに届けるだけでなく、忙しくても家族の気配を感じて安心して生活ができる家に仕上がりました。
また、2階の踊り場には施工主様の実家にあった欄間を飾りアクセントとして目を引きます。家族のことを考えた素敵な住宅です。
内装に木を用いるメリットを4選、紹介します。
木材の香りは唾液を多く分泌させるだけでなく、ストレスを和らげ、血圧を下げる効果があるとされています。
その理由は、木の香りに含まれる「フィトンチッド」という成分が、体内に入ると血圧を下げ、脈を安定させ、ストレスホルモンであるコルチゾールを減少させるからです。したがって、木材を多く使った空間では、自然と緊張や疲れが解け、リラックスできます。
また、檜の香り成分が、免疫を助ける「ナチュラルキラー(NK)細胞」を活性化し、ストレスを測る指標である尿中アドレナリンの量を減らすことが研究でわかっています。
血圧が安定すると、心拍数も落ち着くため、内装が木でできた寝室では、安眠が促されると言われています。
実際、国立研究開発法人・森林総合研究所のアンケート調査によれば、寝室に木材を多く使うほど、不眠症になりにくく、より深い眠りを得やすいという結果が出ています。
参考:森林総合研究所
木材には調湿機能があり、湿気を吸収したり放出したりすることが可能です。
特に無垢材で塗装されていないものは効果がより高く、室内の湿度を快適に保てます。適切な湿度を保つことで、空気中の細菌の量を減らし、空気をきれいにする効果も期待できるでしょう。
さらに、木材はアンモニアなどの悪臭を吸着し、木の成分がダニの動きを抑えることも確認されています。最近では老人ホームや病院、幼稚園、学校などの公共施設で積極的なウッドインテリアの導入が増えています。
家庭内でよく見られる事故の一つが「転倒事故」です。階段で滑って転んだり、フローリングで足を滑らせてしまうケースが見受けられます。
無垢フローリング材は適度な柔らかさがあり、足腰の負担を軽減し、疲れを和らげる効果があります。また、無塗装の状態では、足にしっかりとフィットする触感が得られ、ビニール系床材と比べて滑りにくいため、腰痛やヘルニアのリスクが低くなるとも言われています。
お子さんや高齢者がいる家庭や、ペットを飼っている家では、無垢フローリングを取り入れてみてはいかがでしょうか。
内装に木を用いるデメリットを紹介します。
木材は、ビニール系の人工素材やタイル・石材と比べると、経年変化が目立つのは避けられません。
木材は、日光による色の変化や、キズや汚れがつきやすいのが特徴です。また、無垢フローリングの場合、定期的にオイル塗装を行う必要があり、メンテナンスに手間がかかることもあります。
木材の特性をよく理解せずに取り入れると、後悔する方もいるのが事実です。
しかし、こうした経年変化を「味わい」として楽しめるのであれば、家への愛着が一層深まるのも事実です。住む人と共に歳を重ね、ゆっくりと変わっていく様子を楽しめれば、あまりデメリットには感じないでしょう。
仕入れる材料によって、雰囲気が変わるなどの影響があります。
木材は天然素材であるため、同じ木目の板材は存在しません。同じ山から採取し、同じ加工方法で作ったとしても、木目には個体差があります。
完成現場見学会で「この家の床材が気に入った」と伝えた場合でも、実際に使用される材料の色味や節の入り方が微妙に異なる可能性があることを理解しておきましょう。
天然木を使い慣れた業者でないと不具合が出ることがあります。
天然木は合板フローリングに比べ、気温や湿度によって膨張や収縮が起こりやすい素材です。天然木に慣れていない業者が施工を行うと、通常のフローリングと同じ方法で作業し、結果として過剰な隙間や詰まりが生じる可能性があります。
このような問題を避けるためには、天然木を扱った経験の豊富な業者に依頼することが重要です。会社のホームページや実績を確認し、天然木を使用した施工事例が多いハウスメーカーを選べば、高い精度で施工してもらえるでしょう。
内装に木を用いて魅力を引き出すアイデアを4つ、紹介します。
まず思い浮かぶのが「無垢フローリング材」です。
無垢フローリングは、ランダムな色ムラや木目、節の配置が自然な風合いを重視した雰囲気を演出するので、デザインにこだわりたい方にも人気です。
最近では、床暖房対応のものや、滑り止めや耐キズコーティングが施された製品も増えており、積極的に採用されることが増えています。
最近、注目されているのが「板張り天井」や「板張り壁」です。
これらは全面的に取り入れるデザインから、部分的に施工してアクセントを加えるデザインまで様々なスタイルがあります。シンプルなインテリアに「個性」「高級感」「ナチュラル感」をプラスし、さらに調湿効果も期待できます。
「圧迫感があるのでは?」と心配される方もいるかもしれませんが、吹き抜け部分や勾配天井に取り入れることで、その心配はあまり感じられません。
空間を壁で仕切るのではなく、スリット(格子)で緩やかに繋げる手法も人気です。
無機質な格子だと牢屋のような印象になりがちですが、木製の格子はスタイリッシュで温かみがあり、インテリアに自然に溶け込みます。また、視線を程よく遮りつつ見通すことが可能なため、限られたスペースを区分する際にもおすすめです。
インテリアデザインの主役としても映える木製スリット(格子)を、ぜひ取り入れてみてください。
フローリングと同じ木目の素材を使って造作家具を作る手法は、名高い建築家たちが古くから取り入れている技法です。これにより、統一感が生まれ、ナチュラルなインテリアに仕上がります。
さらに、市販の家具にはない特別な高級感を演出でき、まさにウッドインテリアの主役といえる存在になるでしょう。ライフスタイルやご家族のニーズに合わせて、ぜひ造作家具の導入を積極的にご検討ください。
木材を使った家の魅力がわかったところで、家を建てる際に失敗しない業者の選び方を紹介します。
木の家を建てる際、最も大切なのは信頼できる施工業者を選ぶことです。
建築を依頼する際には、建築士が窓口となる場合や、工務店が直接担当する場合があります。それぞれにメリットはありますが、どちらのケースでも、木材の特性を深く理解している業者を選ぶことが成功の鍵となります。
建築士は、設計と工事監理を担当します。もし特別なこだわりや個性的な家を望むなら、建築士に依頼するのが最適です。
ただし、建築士は特定の工法を得意としている場合が多いため、打ち合わせの際には十分に話を聞き、木造住宅の実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。
建築士は建築主の細かい要望や土地の形状、予算などに応じて、デザイン性の高い外観や機能的な間取りを提案できます。万が一、構造上難しい点があれば、適切に説明してくれるため、まずは希望を遠慮なく相談してみるとよいでしょう。
工事監理に関しては、建築士自身が行うため、施工業者とは別の立場から厳しいチェックを期待できます。設計上の問題に限らず、施工中にトラブルが発生した際も、建築士が仲介役として問題解決に取り組んでくれるでしょう。
近年ではインターネットでの検索も効果的です。ホームページをじっくりと読み込むことで、業者の家づくりに対する姿勢や理念をかなり深く理解でき、業者ごとの違いも比較しやすくなります。また、どのような雰囲気の家づくりを得意としているかの判断材料にもなるでしょう。
木造建築は柔軟性が高く、現場での調整が可能なため、細かな作り込みがしやすい一方で、信頼関係が不十分だと施工過程で食い違いが生じ、後悔することになりかねません。そのため、工務店や現場の大工さんとの意思疎通は必須です。
技量を見極めるためには、見学会を積極的に活用しましょう。
実際に完成した住宅を見ることで、工務店の技術力を確認できるだけでなく、家づくりの参考になる発見も多く得られます。また、工務店によっては木材の保管状況の見学や伐採体験などを実施し、県産材への理解を深める取り組みを行っていることもあります。こうしたイベントに参加することで、木材への愛着が一層深まるでしょう。
木の家は完成した時点がゴールではなく、むしろ完成後が本当のスタートです。経年変化に対応するための構造材や内装材の選び方について、見学会で学んでおきましょう。
今回は、木でできた内装の家のメリット・デメリット、魅力的に見せるコツ、業者の選び方を紹介しました。
木の家は温かみがあって癒し効果がある素敵なお家ですが、手入れや経年変化などのデメリットも存在します。デメリットを理解し、信頼できる施工業者に依頼すると、自分らしい素敵なマイホームを手に入れられるでしょう。
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