ベランダはどのくらいの広さが必要！？そもそもベランダっているの？

ひと昔前までは、２階建ての住まいにはベランダ（バルコニー）があるのがふつうでしたが、外観のデザインや予算の兼ね合いから、ベランダ（バルコニー）を設置しない方も増えてきました。

さて、あなたが理想の住まいを考えるとき、ベランダ（バルコニー）は必要ですか？

ベランダ（バルコニー）の使い方や使用頻度、コストなど総合的に考えて、検討してください。

ベランダとバルコニーの違いは？

そもそも、ベランダと言ったりバルコニーと言ったり、どっちが正解なの？というお話です。一般的には

ベランダ：２階以上で屋根のあるスペース
バルコニー：２階以上で屋根のないスペース

と分けられています。

しかし、建築基準法施行令では一律「バルコニー」と表記されており「ベランダ」の表記はありません。なので正解は「バルコニー」です。
しかし一般的には「ベランダ」のほうがよく使われ馴染みがあるので、ここでは「ベランダ」でお話を進めていきます。

ベランダで何をする？

次に、ベランダの使用目的を考えてみます。布団や洗濯物を干す、プールなどお子様の外遊びの場所、家族や友人とBBQをする場所、季節の良いときにお酒を飲んでくつろぐ場所…。
周りの環境もありますが、目的に合わせてベランダの広さを考えてみましょう。

■布団や洗濯物を干すなど、日常使い

手すり側に竿受けを取り付けます。周囲から洗濯物が見えず、プライバシーの保護や防犯性に役立ちます。しかし、お庭や1階に洗濯物干しスペースが確保できれば、ベランダをなくすこともできます。

■BBQなどプライベート空間として

少し広めにすることで、BBQやDIY、自転車やサーフボードなど趣味道具のお手入れも可能です。お子様の遊びスペースとしても大活躍です。

敷地にゆとりがある場合は、思い切って広くデッキを設置し、アウトドアリビングとしても活用できます。

■玄関や1階の屋根になる

「ベランダ」の利用としてはもちろん、１階部分の屋根の役割になり、玄関のための屋根をつける必要がなく費用も抑えられます。

■日向ぼっこなど憩いの場所として

収納棚との段差をなくし、腰掛けられるタイプのベランダを設置しました。お庭で遊ぶ家族の様子を眺めながら読書をしたり、お月見をしたり、星を眺めたり、暮らしの幅を広げてくれます。

ベランダの代用

ベランダを設置しない場合を考えてみます。洗濯物干しや遊びのスペースを室内や１階スペース、お庭で完結できる場合はベランダ必要なくなります。

ベランダがないメリット

掃除をする必要がない
コストが削減できる
防犯面で安心
間取りの自由度が高まる

ベランダがないと困るのが布団干し。１階に布団を上げ下げするのも大変ですよね。ベランダがなくても２階の空間を使って干したいという場合は、写真にあるように窓に「布団干しバー」を造作でつけることをおすすめします。干す前のお掃除も雑巾でさっとふくだけで手間いらず。外観のイメージも損なわず費用も抑えられます。