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2023/03/02

年輪から想像してみよう

年輪とは、木の断面を見た時に現れる同心円状の模様のことをいいます。

年輪は、春から夏にかけて成長した薄い色の部分と

夏の終わりから秋にかけて成長がとまり緻密になった濃色の部分が

交互にあらわれ輪のように見えています。

この輪を数えると、木の樹齢がわかります。

さて、下の写真の木は何歳でしょうか?

答えは65歳です。

(※実際に数えました。間違っていたら教えてください)

年輪をよく見ると幅の広いところや狭いところがあります。

それはその年の気候を反映したもので、幅が広い場合は暖かい日が多く雨量も十分な1年だったのかなぁと想像がつきますね。

また左右の幅の違いは、風の向きや斜面の傾斜など木が気候に耐えた証なのです。

この木がどんな場所で育ったのかが推測できます。

四季折々の変化に耐えてきた日本の木は、木材となっても最上の力を発揮し、家や家族を守ってくれるのです。

一方、季節の変化がない熱帯雨林で育った木には年輪がありません。

また温かく温度変化の少ない国で育った木は、年輪の幅が太く、木材自体が柔らかいため変形する可能性が高いといえます。

その木を日本家屋に使った場合どうなるでしょう?

湿気の多い日本の気候では、カビが生えやすくシックハウス症候群の原因にもなりやすいのです。

やっぱり木の家を建てるなら、国産の木がいいよ!というお話でした。

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