2024/10/03
「木の家に住んでみたいけど、実際に住んだ人は後悔していることはあるのだろうか?」
木の家は癒し効果もあり素敵な住宅です。しかし、木材の特性を知らず、木の家にして後悔するケースもあります。マイホームを建てて後悔しないためにも、事前に木材の特性について理解し、メンテナンス方法も把握しておくことが大事です。
この記事では、木の家にして後悔したこと、また後悔しないための工夫や個人でできるメンテナンス方法を紹介します。
この記事のポイント
目次
木の家にして後悔したことを5選、紹介します。
木の家でよく使用される無垢材の床板は、新築住宅でよく使われる合板フローリングと比べて傷がつきやすいという特徴があります。
無垢材、特に針葉樹(杉、ヒノキ、パインなど)は比較的柔らかいため、傷がつきやすくなっているのが特徴です。
また、無垢材や無塗装の木材は、表面が保護されていないケースが多いため、傷がつきやすくなります。
無垢の木は天然素材であり、色や柄が一定ではありません。
他の完成住宅見学会で見た床材と、実際の完成した家の床の雰囲気が異なることもあります。木の種類や特性(節の有無など)をしっかりと認識して選ぶことが大切です。
合板系フローリングとは異なる特徴の1つは、板と板の間に隙間ができやすいという点です。
無垢の板は内部に空洞があり、常に空気を吸収したり放出したりして、膨張と収縮を繰り返します。特に冬になると乾燥が進むため、隙間が目立つことがあります。
無垢の木の膨張・収縮に関連して、使用できる冷暖房機器に制限があるという点も後悔しやすいポイントの1つです。
床暖房を利用したいと考えていても、膨張・収縮が激しい樹種は適さないことがあり、特殊な加工を施した床材を選ぶ必要があります。どのような床材であればよいのか判断しづらいケースも多いので、専門業者に確認を取って選ぶと良いでしょう。
床材に天然の塗料が塗布されている場合は、定期的な塗り直しが必要です。
水や汚れが付着した際には、すぐに拭き取らないとシミになることもあります。特に施工したばかりできれいな床板の場合は、定期的なチェックを行いましょう。
以下の記事で、木の家のデメリットについてより詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
木の家で後悔しないための工夫をまとめました。ぜひ、参考にしてください。
まずは、後悔を感じやすい点をあらかじめ把握することです。
特に木の家や木の床板を使用する際に最も目立つのは「傷」です。重いものを落とすと、へこみや傷がつくことがありますが、事前に傷がつきやすいという特性を理解していれば、心理的なダメージを軽減できます。
木の種類ごとの特性を理解することも大切です。
木は種類によって特性が大きく異なります。一般的に、スギやヒノキなどの針葉樹は柔らかく、クリやカバザクラといった広葉樹は硬めです。「無垢の木を利用したいけれど傷が気になる」という方には、広葉樹系がおすすめです。
しかし、冬になると広葉樹系は針葉樹系と比べて、肌で触れると冷たく感じやすいという特性があります。それぞれの木材の特性を理解した上で、家作りに採用しましょう。
無垢の床板には、冷暖房機器に対応した製品を活用しましょう。通常の無垢フローリングとは異なる加工や乾燥工程を経ているため、床暖房による温度変化に耐えられるようになっています。
ただし、他の製品と比べて割高になることが多いため、費用対効果をしっかりと検討すること重要です。
日頃のお手入れとは別に本格的なメンテナンスは、プロの業者に依頼しましょう。
業者に依頼することで、塗装や傷の補修もお願いできます。本格的なメンテナンスを自分で行おうとすると、失敗するケースがほとんどなので、無理をせず、プロに頼みましょう。
木の家で後悔しないためには、木の家の施工経験が豊富な業者に依頼することが重要です。
特に無垢の木を使用する場合、収縮や膨張、反りなどを加味した適切な施工が求められます。豊富な経験を持つ業者であれば、木の特性に対応した施工が期待できるでしょう。
建築前には、過去の施工事例を確認したり、木材の特性に関する専門知識を持つ業者かどうかをしっかりと見極めましょう。
見学会に参加してイメージを膨らませることも重要です。
現在アパートや賃貸マンションに住んでいる方は、無垢の木材に触れる機会が少ないかもしれません。無垢の木材の良さを実感するためには、無垢の木材を積極的に採用しているハウスメーカーや工務店を探し、実際に見学会に参加することをおすすめします。
現地で木の質感や温かみを体感することで、木の家の魅力をより深く理解できるでしょう。
当社、株式会社コスモでは木を採用したモデルハウス見学のご予約を受け付けております。以下のリンクから、詳細を確認できるのでぜひアクセスしてみてください。
個人でもできる木の家のメンテナンスを紹介します。
日常のお手入れは、基本的に掃除機をかけるだけで十分です。拭き掃除を行う場合は、乾拭きにしましょう。
クイックルワイパーなどの掃除用品を使う際は、ドライタイプを選びましょう。ウエットタイプには洗剤が含まれていることがあるため、使用は避けてください。水分や化学薬品は無垢床が毛羽立つ原因になるので注意が必要です。
もし頑固な汚れが気になる場合は、中性洗剤を水に溶かし、固く絞った雑巾で拭き、その後、乾拭きしましょう。
合板と木目シートで作られたフローリングは傷や凹みができると、その部分から剥がれやすく、劣化が進むことがあります。
一方で無垢材の床は、傷や凹みの修復がしやすいのが特徴です。例えば、凹んだ部分に水で湿らせたティッシュを置き、一晩放置すると、木の繊維が切れていなければ水分を吸収して元に戻ることがあります。
もう1つの方法として、凹んだ部分に湿らせた布を当て、アイロンをかける方法です。蒸気を吸った部分が膨張し、その周囲も乾燥することで、凹みが元に戻ろうとする力が働くため、改善されることがあります。
これらの方法を使っても完全に元の状態に戻すのは難しいですが、無垢材のフローリングなら、傷を広げずにメンテナンスしやすくなります。
無垢床では、毛羽立ちが発生することがあります。主な原因として、水拭きによる水分や、化学薬品を含んだお掃除シートの使用が挙げられるでしょう。
お手入れは頻繁にする必要はなく、年に一度を目安にするのがおすすめです。気になる部分にはサンドペーパーで表面を整え、浸透性塗料を塗ります。
浸透性塗料は木材内部に浸透し、保護効果を発揮する塗料で、木本来の肌触りや質感を保ちながら保護してくれるため、使用後に塗料が浮き出る心配もほとんどありません。
こちらは、すっきりとした白い壁の一部に杉板がアクセントとして貼られた外観の住宅です。
内部にもふんだんに杉を使い、階段には目隠しにもなるインテリア格子を設置しました。杉の自然な色合いに癒しを感じる空間が素敵な内装です。
また、ワンちゃんと家族が一緒に生活できるよう、至る所に工夫がされています。中央に置かれた暖炉は冬の家族の団らんの場となることでしょう。
今回は木の家にして後悔したこと、後悔しないための工夫や個人でできるお手入れ方法を紹介しました。
木の家は癒し効果もあり、長く住み続ければ住み続けるほど、木材独特の風味が増し、愛着が湧きやすくなります。一度、見学会などで木の家に触れてみることで、マイホームを建てる際の選択肢が広がるでしょう。
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